狭小のガレージハウス実例|20~30坪台の間取りでビルトインガレージをつくるコツ
- 狭小地に家を建てるから駐車スペースが確保できない
- コンパクトなガレージハウスを建てるのは無理だよね‥
狭小地・狭小住宅のガレージハウスについてお悩みの方は、ぜひこちらのコラムをご覧ください。
敷地面積10~20坪台、建物床面積20~30坪台の狭小ガレージハウスの実例をご紹介します。
コンパクトな土地・建物にビルトインガレージの間取りをつくるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■ 10~20坪台の敷地に建物床面積20~30坪台の狭小ガレージハウスを建てることは可能です。
■ 間取りや動線の工夫などを取り入れながら、使い勝手の良いビルトインガレージがある住まいを建てましょう。
■ ガレージハウスは耐震性の確保も大切なポイントなので、施工実績が豊富な住宅会社に相談することをおすすめします。
狭小のガレージハウス実例をご紹介
狭い土地に建てたコンパクトなガレージハウスの実例をご紹介します。
【敷地面積13.9坪・延床面積24.2坪】
>20坪以下の土地にビルトイン車庫と小屋裏収納の備わった木造デザイン住宅♪(墨田区)
約14坪の狭小地にガレージハウスを建てた事例です。
自転車やバイクなどを駐車できる、コンパクトなビルトインガレージを採用しました。
【敷地面積20.0坪・延床面積29.9坪】
20坪以下の敷地にシャッター付きのガレージハウスを建てた事例です。
シャッターをつけることで防犯性をより高めることができ、プライバシー性も保たれます。
【敷地面積11.2坪・延床面積33.1坪】
11.2坪の狭小地に3階建てのガレージハウスを建てた事例です。
ビルトインガレージから直接玄関へアクセスできます。
玄関ポーチが広めなので車の乗り降りが楽ですし、自転車なども停めることができて便利です。
【敷地面積20.0坪・延床面積34.1坪】
>ご家族様のこだわりがギュッとつまった、遊び心あふれる子育て世代の免震住宅(墨田区八広)
車1台分のオープンガレージを採用した事例です。
ドアを開け閉めする部分だけ壁をなくしたり、引き戸の玄関ドアを採用したりと、使い勝手が良くなるような工夫を取り入れています。
玄関はガレージ内にありますが、道路面にポストやインターホンを設置してプライバシー性を確保しました。
【敷地面積18.2坪・延床面積39.9坪】
>全館床暖房で冬は暖房いらず◎吹抜け×屋上テラス×太陽光パネルのある高気密高断熱の免震住宅(墨田区八広)
約18坪の狭小地に建てた、シャッター付きのガレージハウスの事例です。
窓形状や外壁の張り分けなど、デザイン性にこだわって外観をつくり込みました。
暮らしやすさにこだわったこちらのガレージハウスは見学可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
狭小のガレージハウスを採用するメリット
狭小地や狭小住宅にガレージハウスを建てるメリットをご紹介します。
狭小地に駐車スペースを確保できる
ガレージハウスにすることで、駐車場の上に居住スペースを配置できるため、狭小地でも車を停めることができます。
敷地内に車が停められないと、駐車場を借りたり車を手放したりする必要がありますよね。
ビルトインガレージがある間取りなら、マイホームを建てても愛車に乗り続けられますし、身近に停めておけるので防犯性も高いです。
月極駐車場代を削減できる
お住まいの敷地内に駐車スペースを確保できれば、駐車場代を削減することができます。
毎月かかる駐車場代の出費を抑えることができるため、その分の費用で建物の予算を上げることも可能です。
駐車場を借りる場合、車に乗り続ける限り永遠に出費があります。
対して、ガレージハウスを建てれば、住宅ローン完済後は支払いの負担がない点もメリットです。
駐車スペースまでの動線が良くて便利
ビルトインガレージなら、室内との距離を近づけることができるため、次のような場面でメリットがあります。
- 雨の日でも濡れずに車に乗り降りできる
- 重い荷物を運ぶときに負担が少ない
- 忘れ物をしてもすぐ室内へ取りに行ける
車の使用頻度が高い方ほど、ガレージハウスの動線の便利さを感じることができるはずです。
物置代わりとしても使える
狭小地では、敷地内に物置を設置できないケースもありますが、ビルトインガレージがあれば屋外収納の代わりになります。
タイヤや自転車など、室内に持ち込みにくいものをガレージに収納でき、出し入れも便利です。
ビルトインガレージに置きたいものを考えた上で、広さを検討しましょう。
屋根付きの屋外スペースができる
ビルトインガレージは屋根付きの屋外スペースとして、様々な用途で活用できる点もメリットです。
屋根付きなので天気の急変などにも対応しやすく、夏場は日差しを遮ることもできます。
お子さまやペットの遊び場やアウトドアリビングなどとしても使えるため、広い庭が確保できない狭小地にぴったりの間取りです。
狭小のガレージハウスを採用するデメリット
狭小のガレージハウスを採用するデメリットをご紹介します。
建築費用が割高になる
一般的な居室と仕上げの方法が異なるガレージハウスは、建築費用が割高になるケースも少なくありません。
壁や天井は準不燃材料で仕上げるなどの制限もありますし、大きなシャッターをつけるためには費用がかかります。
耐震性を確保するために特殊な工法を採用することもありますので、あらかじめガレージハウスを建てたい旨を住宅会社に伝えて、適切な資金計画を立てましょう。
住宅街の狭小地は音トラブルが起こりやすい
住宅街の狭小地は隣地との距離が近いため、ビルトインガレージのシャッター音などが伝わりやすいです。
特に早朝や深夜などにシャッターを開け閉めする場合は、騒音問題でトラブルにつながるリスクも考えられます。
ガレージハウスの音対策は後ほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
居住スペースが圧迫されることがある
限られた面積の敷地や建物にビルトインガレージを採用することで、居住スペースが圧迫される可能性があります。
ガレージをつくったらLDKが小さくなった、趣味部屋を確保できなかったなどと後悔するかもしれません。
空間の優先度を考えて、ガレージハウスを建てるべきかを検討しましょう。
間取りによっては階段の上り下りが負担になる
狭小地の1階にビルトインガレージをつくり、メインの居住スペースは2階に配置すると、階段の上り下りが負担に感じるケースも想定できます。
次章で、暮らしやすいガレージハウスにするコツをご紹介しますので、動線やレイアウトのポイントを参考にしてみてくださいね。
狭小地・狭小住宅にビルトインガレージの間取りをつくるコツ
狭小のガレージハウスを建てる際に大切な、間取りづくりのコツをご紹介します。
①暮らしやすい動線を考える
狭小住宅でビルトインガレージを配置する場合、動線を意識した空間の配置がポイントです。
例えば、1階にガレージがあり2階にLDKがある間取りなら、玄関入ってすぐに階段を配置して最短距離で2階に行けるようにしましょう。
また、トイレや洗面台などの水回りの一部を1階にもつくることで、帰宅後すぐに使えて便利です。
外出時や帰宅時のルーティーンを考えながら、確保すべき動線を考えてみてくださいね。
②空間の広さにメリハリをつける
狭小住宅にビルトインガレージを採用するなら、空間の広さにメリハリをつけることが大切です。
すべての空間にゆとりを持たせることは難しいため、部屋ごとに広さの優先順位をつけましょう。
また、空間自体はコンパクトでも工夫次第で部屋を広く見せることもできます。ぜひ下記コラムを参考にしてみてくださいね。
<おすすめコラム>
・コンパクトな家のメリット・デメリットと間取りづくりのコツ|都内に小さい家を建てる
③ガレージと玄関ポーチを一体化させる
ガレージと玄関ポーチを一体化させることで、空間を有効活用することができます。
こちらの事例は、ビルトインガレージの中に玄関を配置した住まいです。
省スペースで玄関を配置できるだけでなく、車への動線が短くなって利便性も高まりました。
玄関ドアを開けたときに道路から室内が見えないため、プライバシーも確保することが可能です。
④ビルトインガレージの音対策をする
近隣住宅との距離が近い狭小地にガレージハウスを建てるなら、次のような音対策を取り入れましょう。
- 静音タイプのシャッターを採用する
- シャッターなしのオープンガレージにする
電動タイプやオーバースライダーのシャッターは、開閉音が比較的小さい商品が多いです。
また、シャッターをつけないオープンガレージなら、そもそも開閉する必要がないため音が気になりません。
使い勝手や費用などトータル的に考えながら、ビルトインガレージのシャッターを検討してみてくださいね。
⑤車の買い替えを考慮してビルトインガレージの広さを決める
狭小地や狭小住宅にビルトインガレージをつくる場合、現在持っている愛車がギリギリ停められるサイズにしようと考える方も少なくありませんよね。
しかし、車の買い替えを考慮しないと、将来的にビルトインガレージの使い勝手が悪くなる可能性があります。
大きな車やスライドドアでない車を購入する可能性があるかなどを考え、買い替えにも対応できるサイズのビルトインガレージを検討しましょう。
⑥ガレージ内に収納スペースを確保する
ビルトインガレージにタイヤや自転車などを置きたいなら、収納スペースを確保しましょう。
車が停められる分の広さしか確保していないと、物置として使えなくて後から後悔するかもしれません。
ガレージを広くせずに、屋内に土間収納をつくって物置代わりにする方法もあります。
しまいたい物や間取りに合う収納を採用し、ガレージハウスの利便性を高めてくださいね。
⑦耐震性を確保できる会社選びをする
木造住宅や3・4階建てのガレージハウスを建てる場合、耐震性の確保が大きな課題となります。
ガレージハウスの施工実績が豊富で、耐震性にこだわった家づくりをしている住宅会社を選ぶことが大切です。
住宅会社がどのような方法で耐震性を確保しているのかを確認し、納得した上で家づくりをお任せしてくださいね。
<おすすめコラム>
・ビルトインガレージのある3階建ての耐震|倒壊の危険性、耐震補強の方法など解説
まとめ
狭小地や狭小住宅でもガレージハウスを建てることができます。
使い勝手や居住スペースとのバランスを考えながら、暮らしやすいビルトインガレージがある間取りを取り入れてくださいね。
アイホームズは、昭和43年創業以来、東京23区内で「高気密高断熱+高耐震」の家をリーズナブルな価格で数多く手がけてきた実績があります。
狭小のガレージハウスを検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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