家づくりコラム

【3階建て】老後が辛くなる「3つの理由」と「10の解決法」

2022年10月21日

【3階建て】老後が辛くなる「3つの理由」と「10の解決法」

「注文住宅の建築で、土地の関係で3階建てを検討している。でも、老後のことを考えると心配…。」
3階建ての住宅を建築する人は、一度は老後の不安を感じたことがあるでしょう。
その悩みは正しく、対策を取らなければ老後に後悔する場面が訪れてしまうかもしれません。

ただし、3階建てでもしっかりと対策を取っていれば後悔を感じることは少ないでしょう。

本記事では、3階建ての建築に対して老後を思うと不安に思う人に「老後が辛くなる3つの理由」「老後を快適にするための10の対策」をお伝えします。

建築当初から老後まで継続して快適な生活が送れるよう、勉強していきましょう。

3階建てで老後が辛くなる理由は?

3階建てで老後が辛くなる理由は?

最初に、3階建て住宅を建築した時、どうして辛さや後悔を感じてしまうのか、理由を考えてみましょう。

悩みは主に3つに分類されます。

(1)階段の上下動が辛い…。

1つ目の後悔は「階段による上下動が辛い」こと。

3階建て住宅を建築すると、外出や家事のために階段を利用する場面が出てくるでしょう。
年齢を重ねて足腰が弱ってくると、毎日何度も階段を上り下りするのが辛くなってきます。

(2)トイレやお風呂で狭さを感じる。

2つ目の後悔は「トイレやお風呂などで狭さを感じる」こと。

老後の生活を快適にするために、手すりを設置するケースは多いですが、手すりの分のスペースを用意していなければ、トイレやお風呂、廊下の移動で狭さを感じることでしょう。
車いすを利用する場合はさらに顕著で、しっかりと対策を取ることが求められます。

(3)空間ごとの温度差が辛い…。

3つ目の後悔は「温度差が辛い」こと。

一般的な仕様で建築すると、1階と2階、2階と3階、さらに部屋と部屋やお風呂との温度差にストレスを感じることがあります。
高齢になると温度差が体調に響く場面も多くなり、ヒートショックなど命に関わる深刻な症状を引き起こす場合もあります。

老後を快適にするための10の方法

ここまで紹介した、老後に3階建ての家で暮らすうえで後悔を感じるポイントを解消するためにはどうしたらよいのでしょうか。
具体的な方法を10個紹介するので、あなたに合った方法を選んでみてください。

(1)1~2階で生活が完結する間取りに

「1~2階で生活が完結する間取り」を目指すと、階段を利用する上下動の頻度を減らせます。

たとえば1階に水回りと夫婦の寝室、2階にリビング、3階に子供部屋といった間取りです。
子どもが家を出てからは3階は収納として利用して、1階・2階を日常利用する考え方です。

(2)ホームエレベーターを設置する

>【墨田区立花】ホームエレベーターのある注文住宅

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費用はかかりますが「ホームエレベーターの設置」も上下動への対策になります。

ホームエレベーターは高齢者向けと認識する人もいますが、買い物や趣味の荷物など、重量物を階段を利用せずに運搬できるので、実は若い世帯が設置しても便利な設備です。

建築当初に費用を捻出できない場合は、ホームエレベーターを設置する予定のスペースを収納にしておき、将来的にリフォームで取り付ける方法もあります。

(3)階段昇降機を利用する

階段に敷設することで、乗るだけで階上へ連れて行ってくれる「階段昇降機の利用」も検討してみましょう。

ホームエレベーターと異なり、若者世帯が設置しても恩恵を受けられる場面は少ないので、リフォームでの取り付けが推奨されます。
ただし、階段昇降機も機種によって必要になる階段幅が異なるので、事前に設置する予定の階段昇降機を決めてから階段幅を決めるとよいでしょう。

(4)電子錠・遠隔ドアホンを利用する

遠い場所から玄関の鍵やドアホンを操作できる「電子錠・遠隔ドアホンの利用」も上下動を減らす有効な手段です。

特にリビングが2・3階にある場合は、ドアホンが鳴るたびに階下へ下り、鍵を開ける必要があるので移動だけでも重労働です。
電子錠や遠隔ドアホンを利用すれば、リビングでくつろいでいても来客に対応できます。

(5)建築当初から手すりを取り付ける

>【墨田区緑】新築時に手すりをつけ、広さを確保した住宅

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あと付けするイメージが強いですが「建築当初から手すりをつけておく」ことも重要です。
手すりのあと付けを試みると、予想以上に場所を必要として取り付けた部屋の空間を狭めてしまいます。

建築段階で手すりをつけておくか、手すりの分を考慮した広さを準備することが大事です。

(6)介護を想定した広さを確保する

設計段階から「介護を想定した広さ」を確保しておくことも大事です。

先述した、手すりを設置するためのスペース確保のほか、階段昇降機を取り付ける場所や車いすが走行できる幅の確保、介助者が動ける幅の浴室など、考えるべき場所は多岐に渡ります。
どんな老後生活を行いたいのか、具体的に想像することが大切です。

(7)リフォームを想定して間取りを考える

老後や介護を想定した間取りは、現役時代には使いにくい間取りの可能性があります。
その場合は「リフォームを想定して間取りを考えて」みましょう。

構造上、取り壊しても問題ない壁で部屋を区切ったり収納を作れば、広い一室空間が必要になった場合もリフォームで壁を壊せます。
若い頃から老後まで、どの世代でも快適に暮らせる間取りを考えたいものです。

(8)気密性・断熱性に気を使う

>【荒川区荒川】c値0.5の高気密・高断熱住宅

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部屋間、階間の温度差を気にする場合は「気密性・断熱性」に気を使って、断熱材や窓など家の基本性能を上げることを考えましょう。
気密性を高めれば外部の熱気・冷気が侵入しづらくなり、断熱性を高めれば熱気・冷気が室内に伝わりにくくなります。

気密・断熱性能の高い家は、老後だけではなく若者世帯にとっても暮らしやすい家になります。
建築コストは上がってしまいますが、気密・断熱性能を高めるのは費用対効果に優れるので、おすすめの選択です。

(9)全館空調システムを活用する

家中にダクトを張り巡らせて、室内どこにいても同じ温度・湿度を目指す「全館空調システム」の導入も温度差対策になります。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降します。
そして天井や1階部分に空気が滞留してしまいがちですが、全館空調があれば強制的に空気を撹拌してくれるので、温度差の少ない家を目指す場合は導入したい設備です。

(10)空調の遠隔操作を利用する

外出先から帰宅したとき、室内でも暑さ・寒さを感じることがあります。
この場合は外出先から帰宅前に、事前に冷暖房のスイッチを入れられることで対処できます。

そのためには「空調設備を遠隔操作する設備」の導入が必要です。
導入するのに一手間かかりますが、暑さ・寒さに対してストレスを避けるためには有効な設備です。

まとめ│終の棲家を見据えて設計を

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3階建て住宅で老後が辛くなる場合と、解決する手段について解説しました。

辛くなる場合は次の3つ。

  • (1)階段の上下動が辛い…。
  • (2)トイレやお風呂で狭さを感じる。
  • (3)空間ごとの温度差が辛い…。

解決策は次の10項目です。

  • (1)1~2階で生活が完結する間取りに
  • (2)ホームエレベーターを設置する
  • (3)階段昇降機を利用する
  • (4)電子錠・遠隔ドアホンを利用する
  • (5)建築当初から手すりを取り付ける
  • (6)介護を想定した広さを確保する
  • (7)リフォームを想定して部屋割りする
  • (8)気密性・断熱性に気を使う
  • (9)全館空調システムを活用する
  • (10)空調の遠隔操作を利用する

こうした対策を取ることで、老後に「3階建て住宅にしなければよかった…」という後悔を避けられるでしょう。

設計段階で老後のことが心配になってしまうなら、積極的に対策を取っていきましょう。

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五十嵐 照勝

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