狭小住宅の後悔理由ランキング・トップ10|失敗しないための対策と施工事例
東京23区内で夢のマイホームを建てたい方は多いでしょう。
ところが、実際に広くてゆとりのある敷地を手に入れられる方は限られます。
そこで選択肢の一つに上がるのが「狭小住宅」ですよね。
しかし、個人ブログやSNSを見てみると、狭小住宅を“後悔・失敗”と感じている方は少なくありません。
そこで、今回は「狭小住宅」を後悔している方の理由と、その対策ポイントを紹介します。
“アイホームズ”がこれまで手がけた狭小住宅施工事例を敷地面積・延べ床面積・間取り図付きで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
■ 狭小地で住宅を建て替える場合は、新築・リフォーム両方の視点で検討しましょう。
■ アイホームズには、昭和43年創業以来、都内を中心に数多くの高性能な狭小住宅や3階建て住宅、ビルトインガレージ付き住宅の新築・リフォーム・建て替えを手掛けてきた実績があります。
目次
ブログ・SNSで見る狭小住宅の後悔理由やデメリット|新築住宅を失敗しないための対策
SNSや個人ブログを見ると、残念ながら、狭小住宅を建てた方の中には住んでみて後悔・失敗したと感じている方もいます。
では、よくある後悔理由と、その対策ポイントを紹介します。
第1位「室温ムラがある・空調効率が悪い」
狭小住宅は、室内容積が少ないため空調が効きやすいと思われがちですが、部分的に寒い・暑いなどの問題を抱えている方もいるようです。
各部屋が狭く間仕切り壁と空調機器の位置によっては、うまく空気が循環しないで、室温ムラができてしまう可能性があるからです。
ファンによって給排気量を強制的にコントロールできる「第一種換気24時間換気システム」を採用しましょう。
また、室内温度が外気温の影響を受けず、空調機器に頼らなくても快適な環境を作れる“高気密・高断熱性能”も必須です。
第2位「日当たりが悪い」
広い敷地にあえて狭小住宅を建てるケースはごく僅かで、ほとんどが狭小地に狭小住宅を建てる方が多いでしょう。
そこで懸念されるのが日当たりの確保です。
東京23区の住宅密集地では、隣家との距離が狭く、窓を設置できる場所が限られます。
また、吹き抜けなどを設けると、ただでさえ限られた床面積がさらに減ってしまうため、採用しづらいのが実情です。
日当たりがそれほど重要ではない寝室を大きな窓が設置できない場所へ配置して、陽の光に包まれた明るい場所にしたいLDKなどを前面道路に面した場所に配置するのがポイントです。
それが難しい場合は、屋上を設けるのも方法もあります。
第3位「家事動線の上下移動が多い」
狭小住宅はどうしても家事の途中で上下階を行き来しなくてはいけません。
特に、3階建てにした場合は家事動線の長さに不便さを感じている方が多いようです。
買い物から帰って荷物を運ぶ際や、洗濯物を干したり片付けたりする作業動線には、特に気をつけましょう。
3階建ての場合は、できるだけ家事に関わる場所を家の中心である2階にまとめる点もポイントです。
また、各部屋にクローゼットは設けずに、家族全員分の洋服をファミリークローゼット一箇所に収納する事例も増えています。
第4位「家族の生活音が気になる」
各部屋の物理的距離が近い狭小住宅では、上階からの足音だけではなく、物音や話し声が気になるという方もいます。
音に敏感な方や、より一層間取りの構成に気をつけなくてはいけません。
また、廊下や階段に近い場所に収納を設けるなど、少しでも足音のする場所と休む場所を離すのもポイントです。
間仕切り壁に壁面収納を設けると、隣の部屋の音はかなり軽減されます。
どの部屋に音対策が必要なのか、優先順位をつけましょう。
第5位「プライバシー確保が難しい」
狭小住宅は、家族との距離が近くコミュニケーションを取りやすい反面、個人の時間や場所を確保しにくい点は否めません。
ところが、LDKを広くすれば個室の数が減りますし、距離も近くなってしまいます。
一人一人のプライベート空間を確保したい場合は、リビングを最小限にする方法をとりましょう。
昼間は家にいなくて夜は個室でくつろぐというご家庭は、リビングが必要ないケースも考えられます。
パブリックスペースとプライベートスペースを取捨選択することが重要です。
第6位「料理の匂いが気になる」
狭小住宅ですと、どうしてもキッチンと階段との距離が近く、階を跨いで匂いが広がるのが気になってしまう方もいるようです。
また、リビングスペースとキッチンスペースの距離が短く、ソファやカーテンに匂いが定着しないか心配な方も少なくありません。
換気能力の高いキッチンフードを採用しても、給気が不十分ですと、正しく排気されません。
第7位「家族構成・ライフスタイルの変化に対応できない」
お子さんが生まれたり、逆に独立されたりなど、家族構成が変わるご家庭も少なくないでしょう。
実際、「急に介護が必要になり、今の家には住めなくなった」とお困りの声も耳にします。
例えば、家族の人数が減った際に、2部屋を1部屋にできるように隣り合わせにしておいたり、寝室に簡易キッチンやトイレを増設できるように、事前配管しておいたりしておけば、家庭構成・ライフスタイルの変化に合わせて最小限の費用でリフォームできます。
新築時のプランを考える際は、「その家に何年住みたいのか」を考えることが重要です。
第8位「隣家や外部からの視線が気になる」
狭小地に狭小住宅を建てる場合、隣家の窓や道路からの視線が気になってカーテンを閉め切ったままというケースも見かけます。
それではせっかく窓を設けた意味がありませんよね。
その際に、隣家の窓がどこにあるかも確認してください。
視線を遮りながらも採光を確保したい方には、通常よりも壁の高い位置に設置する高窓(ハイサイドライト)もおすすめです。
第9位「駐車スペース・駐輪スペースの確保が難しい」
東京23区内にお住まいでも、レジャー用に自家用車を持っている方は少なくないでしょう。
また、日常的に移動手段として自転車を使っている方は都心ほど多いはずです。
ところが、狭小地で駐車スペースや駐輪スペースを十分確保できなかったり、確保できても停めづらい・出しづらいと感じている方もいます。
また、ビルトインガレージを作っても居住面積を確保できる3階建ての実績があるかも重要ポイントです。
「狭小住宅+ビルトインガレージ付き住宅+3階建て住宅」のどれも得意とする会社は限られます。
〈おすすめコラム〉
3階建て狭小住宅の間取り|20坪〜30坪台のビルトインガレージがある事例・価格など解説
3階建て狭小住宅の間取り事例(延床面積30坪台)|老後も後悔しない間取りのポイントと土地の選び方
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第10位「ハウスメーカー・工務店の選択肢が限られる」
あまり知られていませんが、狭小住宅を建てられる工務店やハウスメーカーは限られます。
特に、住宅密集地や道路の狭いエリアでは、工事が断られるケースもあるのです。
そのため、「狭小住宅を建てたくても請け負ってくれる会社がなかなか見つからず困った」という方は少なくありません。
また、「工事してもらえたが費用が割高だった」というケースも聞きます。
狭小住宅の設計施工に特化している会社は、設計・建築のノウハウを持っているため、建築費用を最小限に抑えられる可能性があります。
現時点で土地に建物があり建て替えする場合は、そのエリア事情や特性をよく知る地元の建築会社がおすすめです。
【東京23区】狭小住宅の施工事例|15坪・20坪・30坪、2階建て・3階建て、ビルトインガレージ・屋上付き、二世帯住宅
アイホームズは、東京都墨田区、江東区、台東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、北区(東側)、文京区、千代田区、中央区、千葉県市川市、松戸市(南部)、埼玉県八潮市で数多くの狭小住宅新築や建て替えを手掛けていました。
その一部を紹介しますので、ぜひプランの参考にしてください。
【敷地面積 11.73坪・延べ床面積 22.96坪・3階建てビルトインガレージ付き2LDK】
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こちらは、11坪台の土地にビルトインガレージ+2LDKの狭小住宅を建てた事例です。
1階に水回りをまとめ、階段下のスペースを活かした収納も作りました。
2階には使いやすいLDKとトイレ、3階には将来的に1部屋へリフォームしやすい洋室2部屋を設け、シンプルで無駄のない間取りです。
玄関脇には人気のシューズインクローゼットも作ったので、靴だけではなく、アウトドア用品や防災グッズをしまえます。
【敷地面積 15.33坪・延べ床面積 31.66坪・3階建てビルトインガレージ付き4LDK】
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こちらは、敷地面積15坪にビルトインガレージ+4LDKを実現させた事例です。
2階に水回りをまとめたことで、1階・3階に個室を配置できました。
限られたスペースの中でも、洋室全てにクローゼットがついている点もポイントです。
【敷地面積 15.44坪・延べ床面積 34.12坪・ファミクロ&シュークロ付き3LDK】
※画像をタップすると、拡大してごらんいただけます。
奥に深く間口の狭い敷地に建てられたビルトインガレージ+3LDKの事例です。
1階には広々としたシューズインクローゼットとファミリークローゼットを設け、さらに2階3階にもたっぷりと収納スペースを配置しました。
2階リビングの一角には、リビング学習やリモートワークするにも便利なワークスペースを作った点もポイントです。
【土地面積10.09坪・延べ床面積14.13坪・2階建て駐車場なし屋上付き2LDK】
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こちらは、2階建て+屋上の事例です。
間口が狭く奥に長い敷地で窓を設けられる範囲が限られていたので、洗濯物を干したり外気に触れてのんびり過ごせる屋上を作りました。
屋上は、セカンドリビング、家庭菜園など幅広く活用できます。
【土地面積10.52坪・延べ床面積16.52坪・3階建て駐車場なし2DK】
※画像をタップすると、拡大してごらんいただけます。
こちらは、敷地面積10坪台の事例です。
リビングはあえて作らず、パブリックスペースを最小限に抑え、ゆったりとしたプライバシー性の高い洋室を2室設けました。
2階3階に洋室を1部屋ずつ配置したので、個人個人の時間を気兼ねなく満喫できますよね。
【土地面積14.49坪・延べ床面積24.76坪・3階建て駐車場なし4LDK・二世帯住宅】
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こちらは駐車場を作らない代わりに広めの洋室を4部屋設けた間取りにした事例です。
1階の洋室2部屋の間は間仕切り開閉壁で区切っているので、1部屋としても使えます。
コンパクトキッチンも設置したので、将来的に二世帯住宅や事務所兼用住宅として使える点もポイントです。
狭小住宅の建て替えをする際も要注意
狭小住宅を建てる際には、設計において制限があるため、それを得意とした建築会社へ相談しましょう。
さらに建て替えとなると、狭い場所え既存住宅の解体作業をしなくてはいけませんし、土地の条件によっては建て替えではなくリフォームの方法を取る決断も迫られます。
そのため、狭小地での建て替えができる会社は限られ、どこでもできる訳ではありません。
「狭小地に建つ実家を相続したが、どう活用したらいいか分からない」
「住みたいエリアに中古住宅付きの土地しか売り出されていなくて購入を迷っている」という方は、ぜひアイホームズまでご相談ください。
〈おすすめコラム〉
“建て替え”にはどのくらいのお金がかかる?リフォームとどっちがお得?費用を抑える方法は?
まとめ
狭小住宅を後悔しないためには、事前にデメリットや対策方法を知っておきましょう。
また、設計施工の実績が豊富な建築会社へ相談することも重要です。
施行事例から「真似したい」と思う間取りアイデアを見つける方法も良いでしょう。
そして、既に古い狭小住宅を持っている方は、建て替えの得意な建築会社を見つけてください。
アイホームズは、昭和43年創業時から『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念とし、各種有資格者がチーム一丸となって、お客様のマイホーム計画をお手伝いしています。
施工エリアは墨田区、江東区、台東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、北区(東側)、文京区、千代田区、中央区、千葉県市川市、松戸市(南部)、埼玉県八潮市と、何かあったときにすぐ駆けつけられるエリアに限らせていただいております。
アイホームズでは「耐震」「制振」「免震」をうまく組み合わせ、地震に強い家を実現しています。
通気工法と断熱材にこだわることにより、高気密高断熱の家を実現します。
「費用を抑えて、希望の住まいをお得に建てたい」アイホームズは適正なコストダウンでお客様の無理のないご予算内でのご提案に努めます。
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マイホームづくりを検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社 アイホームズ
FAX:03-3613-6149
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