ローコスト住宅のよくある後悔理由と11のチェックポイントを徹底解説
「マイホームを建てたいが予算は限られている」
「ローコスト住宅に興味があるが、安く見える家は避けたい」
「ローコスト住宅の品質に不安を感じている」
そのようにお考えの方へ、ローコスト住宅を後悔しないためのチェックポイントを紹介します。
コスパの良い理想的な住まいを手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
■ 新築時の費用だけに着目せず、住み始めてからのランニングコストなど、生涯かかる住宅コストを総合的に検討することが必要です。
■ アイホームズは、昭和43年創業以来、都内を中心に数多くの高性能な住宅を“お手軽なコストで”手がけてきた実績があります。
目次
〈ブログ・SNSで見る〉ローコスト住宅を後悔した理由
これからマイホームを建てる方の中には、ローコスト住宅に対して性能面や住み心地へ不安を感じている方がいらっしゃるでしょう。
ブログやSNSを見ると、残念ながらローコスト住宅を後悔している方は少なくありません。
その理由を見ると、失敗しないローコスト住宅建設のヒントが見つかります。
ここでは、「間取り」「性能」「費用」「会社選び」の側面から、多くの方が後悔した理由を紹介します。
間取りへの後悔
- 家族構成やライフスタイルが変わって使いづらくなった
- 家の中を行ったり来たりしなくてはならず、家事が大変
- お互いの動作音が気になりプライバシーが守れない
- 洗濯を干すところがない
- 屋外にもくつろげる場所を作ればよかった
ローコスト住宅は、建売住宅のように間取りをカスタマイズできない場合があります。
そのため、いざ住んでみてから、不便さを感じてしまう方が少なくありません。
ただし、コストを抑えた住宅でも、あなたの要望を可能な限り間取りへ取り入れてくれる会社もあるため、「ローコスト住宅=不便」とは言い切れません。
性能への後悔
- 夏暑く冬寒い、エアコンの効きが悪い
- 料理の後など匂いがこもる
- 外から聞こえる車の運転音や人の話し声が気になる
- 壁紙やフローリングがすぐに劣化してしまった
- 水回りなどの設備機器にこだわれば良かった
- コンセントが足りない
- 掃除がしにくい、汚れが落ちにくい
性能を下げればコストも下がることは当然ですが、妥協してはいけない点を慎重に検討しましょう。
費用への“後悔”
- オプションが多くて結局コストがかかった
- 敷地が準防火地域に指定されていて、標準仕様では家が建てられず予算オーバーになった
- エクステリア工事など“別途工事”が多かった
- 住み始めてみると光熱費が高い
- メンテナンスに費用がかかる(短いスパンでのメンテナンスが必要)
ローコスト住宅のプランは、標準仕様とオプションを分けて価格設定をしているプランが多いため、敷地の条件や要望によっては、一般的な建設費と同等もしくはそれ以上になる可能性があります。
また、断熱性レベルが十分でないと、住み始めてからのランニングコストがかさむかもしれません。
会社選びへの“後悔”
- 敷地を自由に選べなかった
- 現場管理が下請業者に丸投げで、打ち合わせがスムーズにいかなかった
- アフターサービスが不十分に感じた
- 工期が長引き思うような時期に入居できなかった
ローコスト住宅を実現させるために、建設会社は様々な工夫をこらします。
その一部として、敷地や現場管理体制、アフターサービスを制限している可能性があるため、会社選びは重要なポイントです。
次の章では、ローコスト住宅を後悔しないために知っておくと良いチェックポイントを解説します。
ローコスト住宅に後悔しない11のチェックポイント
「ローコスト住宅は失敗するのでは」「価格が安いのだから少々の不便は諦めなくてはいけないのか」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、「コストを抑えた住宅=住みにくい」と決めつけるのは早いです。
会社選びやプランを検討する際にチェックポイントを押さえれば、コスパの良い快適な住まいを手に入れられます。
・会社選びの際に“強み・コンセプト”をチェックする
建設会社の強み・コンセプトを確認すると、低コストを実現しながらも、あなたの理想を叶えてくれる建設会社かどうかが分かります。
低コストを実現しながらも、あなたの理想を叶えてくれる会社を選びましょう。
建設会社を選ぶ際は、その会社の「強み」「コンセプト」を確認してください
- 耐震設計を得意とする会社
- 断熱性能を重視する会社
- 地域密着でエリアの特性を知り尽くしている会社
ただコストを抑えただけの住宅が完成して後悔することのないよう、必ず複数の建設会社をチェックして比較検討するのがおすすめです。
・その会社が安くできる理由を探る
ローコスト住宅を得意とする会社を選ぶ際は、「なぜ安くできるのか」の理由が重要です。
安い理由があなたにとって納得できるかどうかによって、後悔のないマイホーム計画を実現できます。
- 広告費を削減している
- モデルルームを作らない
- 設備や内装の仕様、間取りを制限して効率性を上げている
- 工事時期を制限している
安い理由がご自身が重視する点とずれていないかチェックしましょう。
・標準プラン・別途費用の内容を精査する
チラシやホームページで確認できる価格のほとんどは、「建物本体価格」のみや、「標準仕様」であるのが一般的です。
そのため、その価格で要望全てを取り入れた家が建てられるとは限りません。
複数社の価格を比較する場合は、「どこまで提示価格に含まれているか」「設定されている仕様はどの程度か」を確認しましょう。
また、“別途費用”も要チェックです。
別途費用とは、建設会社がホームページなどで提示する費用とは別にかかる可能性のあるコストのことです。
以下のような費用を、予算に入れておくことをおすすめします。
- 住宅ローンや不動産登記にかかる諸税や諸経費
- 地盤改良工事
- カーポートや門扉、フェンスなどのエクステリア工事
- 設備機器や内装のアップグレード
- 造作家具
- その他、間取りのカスタマイズ
これらの追加費用が発生しても予算オーバーにならないように、建設会社が標準価格として表示している金額に対して、20〜25%ほどの「予備費」を想定しておくことをおすすめします。
キッチンやバスルーム、洗面化粧台、トイレなどの設備機器だけではなく、ドアや窓サッシ、照明器具、収納プランに至るまで、詳細を紹介していますので、ぜひ会社選びの参考にしてください。
・住まいに求める要望に“優先順位”をつける
ローコスト住宅を検討する際、大切なことは「要望に優先順位をつける」ということです。
マイホームのプランを検討し始めると、どんどん要望が増えてしまいますが、取捨選択してどれを最優先にするかをご家族で話し合いましょう。
- 初期コストを抑えることを優先したい
- 将来の売却を見据えて、立地にこだわりたい
- トレンドを取り入れたデザインにしたい
- 快適に暮らせる間取りにしたい
- 最新設備機器を取り入れたい
- ランニングコストを抑えたい
どれも、理想の住まいにあると嬉しいですが、全てを同列で考えるとどうしても予算オーバーになりがちです。
どのポイントへ優先的に予算を充てるのか考えをまとめると、プランニングの打ち合わせがスムーズに進みます。
・住宅性能は最優先にする
要望に優先順位をつけることは重要ですが、快適な生活・長寿命な住宅を実現させたい方は、住宅性能を最優先しましょう。
特に重要な性能は4つあります。
【断熱性能】
家の断熱性を高めると空調効率が上がり、光熱費削減などの省エネ効果が期待できます。
また、室内の温度ムラを軽減し、ヒートショックなどの健康リスクを抑えられる点もポイントです。
【気密性能】
いくら断熱性能が高くても、屋内外で空気の出入りがあると、調節された室温を維持できません。
また、室内空気が外壁内や屋根裏に流れ込むと、外気温との差で内部結露を引き起こし、構造体の腐朽やシロアリ被害をもたらします。
そのため、家を長持ちさせるためには高い気密性能が必要です。
【耐震性能】
建築基準法で定められている耐震基準は、あくまでも最低基準です。
そのため、地震時における倒壊や破損の被害リスクを抑えるためには、高い耐震性能が必要です。
最近は、耐震と制振・免震技術を組み合わせた“地震に強い住宅”が増えています。
【換気性能】
建築基準法では住宅への24時間換気設置が義務付けられていますが、その方法までは決められていません。
そのため、窓や換気口だけを設置する家もあります。
しかし、それでは温度調節された室内空気を逃してしまいますし、換気量をうまくコントロールできません。
換気扇を取り入れた高性能な24時間換気システムを導入すれば、空気汚染を軽減でき、健康で気持ち良い生活が送れます。
住宅の性能は、住み心地や家の寿命に直結します。
また、将来売却する際の価値に影響する可能性も否めません。
後からリノベーションで改善しようとしても完璧にできなかったり、コストが割高になったりする可能性があるため、最優先に費用をかけるのがおすすめです。
性能もコストも諦めたくないという方は、ぜひご相談ください。
〈おすすめコラム〉
【耐震・制震・免震】どれがいい?特徴・お金を知って、あなたに合った地震対策を!
・間取りのプランニングを会社に任せすぎない
間取りを検討する際は、“プロに任せれば安心”とは思わずに、そこでの生活をイメージしながら間取りの要望をまとめましょう。
建設会社の提案を聞き入れることは大切ですが、全てを任せるのは少々リスクがあるかもしれません。
なぜなら、暮らしやすい間取りはご家庭によって異なるからです。
間取りを検討する段階で、必ず設計士へ積極的に意見を伝えるようにしましょう。
お客様の要望を全て取り入れ、将来後悔するかもしれない点はプロとしてアドバイスするのが「設計者の役目」です。
ただし、ローコスト住宅の中には、間取りを自由に変えられないケースもあるため、契約前の事前チェックが欠かせません。
・将来を見据えた可変性のある間取りにする
ずっと住み続けられる家を建てたい方や、家族構成・ライフスタイルが変わる可能性がある方は、住まいをシンプルにまとめるのもおすすめです。
新築時に作り込まず、変化に合わせて徐々にリノベーションしていくことを想定すると、建設コスト削減につながります。
また、リノベーションする際に無駄な解体工事が不要な点もメリットと言えるでしょう。
最近は、性能面を重視して可変性を持たせた「スケルトンインフィル(SI)住宅」が普及しています。
建物のスケルトン(柱・梁・床等の構造躯体)とインフィル(住戸内の内装・設備等)とを分離した工法による住宅。
スケルトンは長期間の耐久性を重視し、インフィル部分は住まい手の多様なニーズに応えて自由に変えられる可変性を重視して造られるもの。
(引用:国土交通省|スケルトン・インフィル住宅(SI住宅)の普及促進に向けた環境整備)
・施工事例を参考にする
ローコスト住宅を建てる会社の多くは、住宅展示場やモデルハウスがないところがほとんどなので、実際の仕上がりや施工技術を確認するために、施工事例をチェックしましょう。
ホームページに掲載されている事例情報を見るほか、随時開催されている現場見学会へ訪れるのもおすすめです。
ご自身の目で直接住宅を見ると、完成後の雰囲気を実感できます。
「ローコスト住宅で本当に大丈夫なの?」という不安が払拭されるはずです。
施工事例を見る際は、以下の点を確認してください。
- 総建設コストではなく、坪単価・㎡単価はいくらか
- 標準仕様がベースかどうか
- オプション部分はどこか
ホームページ上では分からない情報もあるため、気になる事例があれば、建設会社へ問い合わせましょう。
・敷地のあるエリアに実績が豊富かチェックする
ローコスト住宅といっても、その土地やエリアの特性を踏まえていなければ、快適で長寿命な住まいにはなりません。
敷地のあるエリアに実績が豊富な建設会社に依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- 地盤の特性や関連法規の知識に長けているため、建設途中のトラブルや思わぬ追加費用が発生するリスクを抑えられる
- 設計者や施工スタッフが近隣にいる可能性が高いため、住み始めてからの不具合にも迅速に対応してもらえる
・長期的視点で予算計画を立てる
新築時の初期費用を抑えられる点がローコスト住宅の魅力ですが、住み始めてからのメンテナンス費用を想定することも忘れてはいけません。
オプション費用を多少追加すれば、メンテナンス周期を延ばせる部位もあるため、メンテナンス計画について事前に確認しておくと良いでしょう。
外壁や屋根などの風雨や紫外線にさらされる主要構造部は、費用をかけるとメンテナンスコストが抑えられる可能性が高いです。
グレードの異なるプランを提案してもらい、メンテナンス周期と初期費用のバランスを精査するのもおすすめです。
・アフターサービスや保証内容をチェックする
アフターサービスや保証内容も会社選びにおいて重要なポイントです。
保証範囲や保証期間によっては、住み始めてからのメンテナンス費用や修繕費用などのコストがかさむかもしれません。
住まいを良好な状態で維持するためには、プロによる定期点検や安心の保証サービスがある会社を選びましょう。
建設会社との関係性は、“建てれば終わり”ではありません。
『住宅の街のお医者さん』をモットーに、住む方に寄り添い続ける建設会社として、あなたの暮らしをサポートします。
ハウスメーカーがローコスト住宅を提供できる理由
ローコスト住宅は、ずばり「建築から解体までの期間を通して低コストを実現できる家」です。
無駄を解除して工事を効率化するイメージが強いかもしれませんが、価格を抑える方法はそれだけではありません。
- 最新技術や知識共有、指導による「現場の生産性向上」
- 今まで築き上げた情報網を駆使した「低価格・高品質の仕入れ徹底」
- 施工エリアを限定することによる「時間の有効活用・交通費の削減・営業の効率化」
また、住み始めてからのランニングコストや建て替えコストを抑えることも、生活を豊かにする上で欠かせない要素です。
性能に妥協せず、長寿命で高耐久な住宅にすることで、生涯の住宅コストを抑えられます。
会社を選ぶ際は、「坪単価」と「性能や仕上がりレベル」のバランスを見極めることが大切です。
“アイホームズ”は、昭和43年創業以来、地元密着型のハウスメーカーとして、低コストで高性能な家づくりに取り組んできました。
まとめ
「ローコスト住宅を建てて後悔した」という口コミを見て、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「ローコスト=住みにくい・性能が低い」とは限りません。
会社によって住宅の特性が異なりますので、コストだけではなく仕様や実績も、慎重に比較検討しましょう。
アイホームズには、“低コスト+高性能”な木造注文住宅の施工実績が多数あります。
アイホームズが地域の方からご愛好いただいているのには「6つの安心」をご提供しているからです。
アイホームズでは「耐震」「制振」「免震」をうまく組み合わせ、地震に強い家を実現しています。
通気工法と断熱材にこだわることにより、高気密高断熱の家を実現します。
「費用を抑えて、希望の住まいをお得に建てたい」アイホームズは適正なコストダウンでお客様の無理のないご予算内でのご提案に努めます。
品質の向上とコストの低減は、当社自慢の職人によって可能にしています。
住宅完成保証・住宅瑕疵保険・地盤保証・液状化保証・免震保証・最長60年長期保証(オプション)で永く安心して暮らせます。
マイホームづくりを検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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ローコスト住宅の設計・施工は、一般的な注文住宅とは異なるコツが必要です。
また、東京23区内などの都心部では、防火に関する法規制なども抑えなくてはいけません。
私たち“アイホームズ”は、昭和43年創業時から、『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念として『安全で強い家』にこだわりを持った地域密着⼯務店です。
施工エリアは墨田区、江東区、台東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、北区(東側)、 文京区、千代田区、中央区、千葉県市川市、松戸市(南部)、埼玉県八潮市と、何かあったときにすぐ駆けつけられるエリアに限らせていただいております。
狭小地でも、耐震性・断熱性・気密性を備えつつ低コストな住宅を数多く手がけてきました。
高い耐火基準をクリアした高性能の住宅を「どこよりも安く」ご提供しています。
国土交通大臣の認定を受けた1時間耐火構造の木造住宅で、4階建てまで建設可能な『ひのき耐火』。
最大6階建てまで建設可能な重量鉄骨住宅『たくみ』。
既存戸建住宅の耐震性・断熱性を大きく改善できる『まるで新築さん』。
そのほか、マンションのフルリノベーションも承っております。
「丈夫な木造住宅を建てたい」「狭小地や変形地でも快適な住まいを建てたい」とお考えの方も、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社 アイホームズ
FAX:03-3613-6149
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