家づくりコラム

新築時、木造と鉄骨の住宅はどっちが良い?

2021年06月01日

新築で家を建てる際、家の構造を木造と鉄骨のどちらにしたら良いか悩んでしまう方も多いかもしれません。そこで木造住宅と鉄骨住宅それぞれの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。

 

家の構造の選び方を参考にした上で自分にはどちらが合っているのか検討してみてください。

 

木造住宅と鉄骨住宅の特徴と違い

新築住宅を検討していると、「木造」や「鉄骨」といった構造に関する言葉を耳にしたことがある方も多いはず。しかし具体的にはそれぞれの特徴や違いが分からないこともあるかもしれません。

 

大きな違いとしては、家の構造に使われる素材が異なること。木造住宅は木材を使って造られた住宅、鉄骨住宅は鉄骨を使って造られた住宅のことを言います。

 

木造住宅とは

木造住宅は木材を使って造られた住宅のことをいいますが、日本で昔から用いられている建築方法なので、鉄骨よりもなじみがあるかもしれません。木造住宅の工法は3種類に分けられます。

 

①木造軸組工法

基礎に土台を乗せて柱を立てたら、梁などの水平な木材を渡して骨組みをつくります。壁には筋交という斜めの木材を入れて補強しながら構造体を作っていきます。在来工法とも呼ばれることがあります。

 

②木造枠組壁工法

木造枠組壁工法は断面のサイズが2×4インチの角材を使用することから2×4工法ともいいます。枠に合板を打ち付けてパネル化したものを壁や床、天井などに使って6個の面で構造体をつくっていきます。

 

③木質ラーメン構造

柱と梁でできた構造体の接合部分を強く接合し、強靭なフレームを形成する後方のことをラーメン構造と言います。

 

鉄骨住宅とは

鉄骨住宅は構造体に鉄骨を使用する住宅のことをいい、鉄骨の重さによって軽量鉄骨と重量鉄骨の2種類に分けられます。

 

軽量鉄骨は厚さ6mm未満の鉄骨を用いる工法で一戸建ての住宅で使われるのが一般的。重量鉄骨は厚さ6mm以上の鉄骨を用いる後方で、マンションやデパートなどに使われるのが一般的です。重量鉄骨の中には、接合部分を強く接合する工法である鉄骨ラーメン構造も含まれます。

 

家の構造について違いを知りたい方はこちらも参考にしてみてください
重量鉄骨の家 木造、RC造との違いは?

 

木造住宅のメリット

木造住宅と鉄骨住宅の特徴や違いが分かったところで、新築で木造住宅を建てるメリットを把握しておきましょう。

 

建築コストを抑えられる

木材のどの種類を使用するかによっても費用は変わってきますが、一般的に木造住宅の方が建築コストを抑えられる傾向にあります。家を建てる際には高額な費用が必要なので、鉄骨にこだわる方以外は木造を選んでも良いのかもしれません。

 

家の中が快適

木材は湿度を吸収したり、空気が乾燥すると湿気を吐き出したりしてくれる性質があります。

そのため湿度の違う季節でも、それぞれ快適に過ごすことができます。四季がはっきりしていて温度や湿度の変化が大きい日本に合っているといえるかもしれません。

 

設計の自由度が高い

目足住宅は基礎や柱で強度を保って屋根を支えるため、その部分以外は設計に融通が効くものです。そのため家族の理想や要望に合わせて自由に間取りを決めることができます。

 

新築時だけではなくリフォーム時にも改装しやすいため将来的なことを考えて木造住宅にするのも手です。

 

リラックス効果

木材には人をリラックスさせる効果があります。外で働いて疲れた体を、家事や育児で疲弊した心や体を、家で癒すことができたら嬉しいですよね。

 

木造住宅のデメリット

木造住宅にはデメリットもあるため事前に把握しておきたいものです。

 

メンテナンスを怠ると耐久性が下がる

家は建てたら終わりではなく、建てた後もメンテナンスを行い続けなければなりません。特に木造はメンテナンスを怠ってしまうと劣化が早まってしまう特徴があるため注意が必要です。

 

害虫や火災に弱い

木材を使っているため、シロアリなどの害虫の被害を受けやすい性質も持ちます。また万が一火災が起こったときに火が燃え広がってしまう可能性もあるため、防火対策が必要です。

 

木造住宅のメリットとデメリットについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
家づくりの前に木造住宅のメリットとデメリットを知ろう

 

鉄骨住宅のメリット

木造住宅にメリットがあるように新築での鉄骨造にもメリットがあります。

 

品質が一定

鉄骨住宅で使われる鉄骨は工場で一律で生産されており、一定の工程までは組み立てられた状態で使われます。現場での組み立ては難易度が高い作業ではないため、一定の品質を保つことができます。

 

業者や職人の技術によって差が出ることも少ないため安心して進捗を見守ることができるはず。

 

開放感のある間取りに

家の主要な部分が頑丈な素材である鉄骨でつくられているため、木造住宅よりも建物を支える柱や壁の量が少なくて済みます。

柱や壁の量が少なく済むということは、リビングを広く取ったり吹き抜けを作ったり、窓を大きく作ったりと開放的な間取りにすることができます。

 

火災保険料が安い

鉄骨住宅は木造住宅よりも火災保険料が安くなるのもメリットの一つ。保険料を算出する際に構造の材質が影響してくるためです。

 

鉄骨住宅のデメリット

鉄骨住宅のデメリットも把握しておきましょう。

 

建築コストが高い

鉄骨住宅は木造住宅よりも高いことが多い傾向にあります。材料費が高いことや工期が長くなることがその理由。新築時はもちろん、リフォームを行う場合もコストがかかる可能性があることを頭に入れておきましょう。

 

断熱対策

鉄骨住宅では柱や壁を少なくできることをご紹介しましたが、少なくした分だけ機密性や断熱性が低くなってしまいます。そのため性能の高い断熱材を使用したり熱を逃さないようなつくりにしたりと断熱対策が必要です。

 

鉄骨造の家のメリットとデメリットも参考にしてみてください
重量鉄骨の家とは|メリットとデメリット

 

木造と鉄骨どっちがいい?

木造住宅と鉄骨住宅の特徴や違いをご紹介してきましたが、それでもどちらが良いのか悩むはず。

 

どちらでも良いという方や予算が気になる方には、建築コストやメンテナンス費用を抑えられる木造がおすすめ。また木材が持つ温かみや柔らかい雰囲気が好きな方は木造住宅を選んで間違いありません。

 

逆に鉄の頑丈そうな雰囲気が好きな場合は鉄骨住宅を選んでみてはいかがでしょうか。細かい違いはありますが、どちらを選んでも住宅性能の技術は上がっているため後悔することは少ないはずです。業者と相談しながら検討してみてください。

 

木造住宅と鉄骨住宅の建築事例

アイホームズが実際に手がけた木造住宅と鉄骨住宅の建築事例をご紹介します。

 

木造住宅|タイル張りの高級感溢れる家

狭小地でありながら、タイル張りで高級感溢れる外観に仕上がっています。アイボリー型のツートンカラーがおしゃれで、玄関横には駐車スペースも完備。

家の中は濃いめの木目が大人っぽくシックな印象。白のソファと暖色系のライトとの相性が抜群です。

洗濯物を干せるバルコニーは、周辺からの視界を遮るために柵を高めに設置。洗濯物を見られる心配がないため、防犯面でも安心して過ごすことができます。

 

 
 

重量鉄骨住宅|貸店舗付きの二世帯住宅

1階には貸店舗を併設した二世帯住宅の事例。

リビングには和室が併設されており、温かみのある空間になっています。

屋上は外に出られるようになっています。都心部では外で遊ぶのも難しいことがあるため、プライベート空間でお子様やペットを遊ばせることができると嬉しいですよね。

 
 

 

まとめ

新築住宅を建てる際、木造住宅と鉄骨住宅のどちらにしようか悩まれることも多いのではないでしょうか。それぞれの特徴や違い、メリット・デメリットについてご紹介してきました。ぜひ参考にしながら木造と鉄骨のどちらで家を建てるのかを検討してみてください。

 

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
ご家族だけで決められない事や資金計画を元に無理なく建築できる範囲を、永年蓄積された弊社の施工事例を基にお答えさせていただきます。お客様自身が『孫の代まで安心して暮らせる家』に末永くご満足いただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

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