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変形地の種類と考えられる間取りとは

2021年07月01日

マイホームを建てる際、注文住宅であれば土地探しから行うことになりますよね。きれいな形の方が家の設計をしやすいですが、都心部では土地の広さや形に制限が出てしまうことが多いもの。

 

そこで変形地の種類と変形地を選ぶメリット・デメリット、変形地で考えられる間取りをご紹介していきます。

 

変形地の種類

家づくりを始めるにあたって、土地の形ごとの特徴や性質を知っておきたいものです。一言で変形地と言ってもさまざまな種類があるためそれぞれの特徴をご紹介します。

 

三角地

三角地は文字通り三角の形をした土地のこと。変形地はそもそも広い土地を取れない場合に作られることが多いもの。そのため狭い土地且つ三角の形であることから、家を設計するときに制限が多くなってしまいます。しかし設計次第では個性的でおしゃれな外観にすることができます。

 

また三角地は風水上良くないといわれることもあるため、風水が気になる方は選ばない方が良いかもしれません。

 

旗竿地

旗竿地は、家から公道に出るための通路を延ばさなければならない土地のこと。L字の形をしており、家の部分が旗で通路を竿に見立てて旗竿地と呼ばれています。道路から細い道を通って奥に家が建つようなイメージをしてもらうと分かりやすいかもしれません。

 

家を建てるための土地と公道は2m以上接していなければならないと建築基準法で定められているため、公道から見て奥まった土地に家を建てたい場合は旗竿地という選択肢を取る必要があります。

 

道路から離れているため車の往来や騒音が気になりにくく、道路を歩く人の目に触れにくいなどプライバシーの面でメリットがあります。その一方で通路が狭すぎると家を建てる際に資材を運ぶのが困難になってしまうことがあるので、建築コストが上がってしまう可能性に注意が必要です。

 

傾斜地

傾斜地とは傾きがある土地のことをいい、特に30度以上の傾きがある場合は急傾斜地と呼ばれます。自然な法面ができていることもあれば、切土や盛土などで宅地造成されていることも。土地に傾きがあるままだと家を真っ直ぐに建てることが難しいので、家を建てられる有効面積が狭くなってしまうことがあります。その一方で傾斜地の高さがある部分を活かすと、土地の場所や設計次第では見晴らしの良い家にできる場合もあります。

 

細長い土地

変形地の中には、縦と横の比率が極端に異なる細長い土地もあります。幅が5mしかなく奥行きが数十mあるといったことも。江戸時代ごろに建てられた長屋は細長い形だったため、昔ながらの形の土地が残っていることがあるようです。土地の短い辺が両方とも道路に面していれば、土地を2つに分割して家を建てるといった選択肢もあります。

 

狭小地

狭小地が変形地の一種に入るかどうかは分かりませんが、狭小地という選択肢も特に都心部ではよくあるはず。土地が狭いため居住スペースを増やすために建物を高くする必要があります。縦に長い家にするためには制約が多いこともありますが、狭小地を活かした間取りで住み心地の良い家にすることもできます。

 

変形地を選ぶメリットとデメリット

「わざわざ変形地を選ばなくても…」と思われる方がいるかもしれませんが、実際デメリットだけではなくメリットもあるから選ばれているわけです。そこで変形地を選ぶことのメリットとデメリットをご紹介します。

 

メリット

変形地のメリットはなんといっても土地の安さ。家を建てる際には建築費はもちろん、土地代も考えなければなりません。特に都心部では土地代が高いため、できるだけ抑えたいと思われる方もいるかもしれません。変形地は土地代が安いことから固定資産税も安くなります。

 

土地代の他にも、変形地を活かすことで個性的な家にできることがメリットとしてあげられます。家の形が珍しいだけでパッと目を引くことができるので、ありがちな家にしたくない方にはおすすめのポイントだといえます。

 

デメリット

変形地は土地代が安いとはいえ、設計の難易度が高いため設計費用や建築コストが上がってしまうことがあります。土地代と建築費どちらも考慮した上で選ぶようにしましょう。また変形地を活かす設計ができたら個性的且つ住み心地の良い家にすることができますが、設計次第で住みづらい家になってしまうことも考えられます。実際に住むまで分からない部分も多いですが、業者選びは慎重に行う必要があります。

 

変形地での間取り

変形地で家を建てる際、どのような間取りが考えられるのでしょうか。デメリットだと思っていた土地の形が魅力につながることもあるためぜひ参考にしてみてください。

 

余った土地を庭に

家を建てる際には、建坪率や容積率といった建築基準法に則った設計を行う必要があります。土地の面積いっぱいに家を建てられるわけではないため、土地のうち床面積に入らない部分も出てきます。そのため家を建てない部分の土地を庭にするなどの工夫が必要です。

 

土地の形そのままに家が完成するわけではないので、デメリットだと思っていた形も活かして家族で楽しめる庭を作ることもできます。

 

凹凸を有効活用

変形地に合わせて家を建てると、どうしても凹凸が生まれてしまうことがあります。凹凸が多いということは窓の数を増やしたり、道路から見えにくい部分に洗濯物を干すスペースを確保したり、物置を設置したりと、さまざまな活用方法があります。

 

広々としたワンフロアに

変形地に家を建てる場合凹凸が生まれてしまいやすいとご紹介しました。凹凸が多い土地で部屋数を増やすと一部屋あたりの面積が狭く感じやすいもの。そこで変形地のデメリットを活かして、広々としたワンフロアを作ってみてはいかがでしょうか。家族で過ごす部屋を広く確保することで、狭さを感じにくいというメリットにもつながります。

 

スキップフロアや地下スペース

傾斜地の傾斜を利用して、スキップフロアの家にすることもできます。段差でゆったりと空間を繋ぐので、開放感のある家に。家族がバラバラの部屋で過ごすのではなく近い空間でコミュニケーションを取りながら過ごしたい場合におすすめの間取りです。また傾斜地では、土地の高低差を活かして地下スペースを設けることも可能です。土地の広さを確保しづらい都心部でマイホームをご検討の際は縦に家を広げる必要があるため、地下スペースも検討してみてください。

 

まとめ

マイホームを検討する際、変形地や狭小地が選択肢に上がることもあるはず。特に都心部では広い土地を確保するのが難しいので、変形地や狭小地しか選べないこともあるかもしれません。そこで変形地の種類やメリット・デメリット、変形地を活かした間取りなどをご紹介してきました。都心部でマイホームをご検討の際は、土地探しからお手伝いさせていただきますのでアイホームズまでお気軽にご相談ください。

 

東京・墨田区、葛飾区、台東区、荒川区、江東区、足立区、江戸川区で、安くて良い家を建てるなら、アイホームズにご相談ください

アイホームズは東京城東地区で地域密着型の家づくりをしています。

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
ご家族だけで決められない事や資金計画を元に無理なく建築できる範囲を、永年蓄積された弊社の施工事例を基にお答えさせていただきます。お客様自身が『孫の代まで安心して暮らせる家』に末永くご満足いただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

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