「庭がない家」で後悔しないための対策とアイデア実例|庭なしのメリット・デメリット
一戸建てはプライベートな庭がつくれる点も魅力の1つです。
しかし、都心などに多い狭小地では庭がつくれないというケースもありますし、ライフスタイルによっては庭が不要という方もいますよね。
そこで今回は、「庭がない家」で後悔しないための対策とアイデア実例を解説します。
庭なしのメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■ 庭がない家は、狭小地でも家づくりが可能になったり家を広くできたりするなどのメリットがあります。
■ 庭がないと屋外で遊びにくく、プライバシー面も不安などのデメリットがありますが、間取りの工夫で対策可能です。
■ 設計力のある住宅会社に相談し、庭がなくても屋外空間を有効活用できるマイホームを建てましょう。
庭がない家のメリット
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庭がない家のメリットをご紹介します。
庭を手入れする時間が省ける
庭がない家なら、手入れの時間が省くことができます。
一般的な庭には、次のような手入れが必要です。
- 雑草抜き
- 植栽の手入れ
- 芝刈り
- 落ち葉の片付け
- テラスやガーデンエクステリアの掃除
土や砂利、天然芝などの庭は雑草が生えますし、植栽があるなら水やりなどの手入れも必要です。
庭がなければこれらの手入れや掃除が不要なため、庭を管理するための時間を使って他のことができます。
土地の選択肢が増える
庭がなければ、コンパクトな土地でも家が建てられるケースがあります。
なぜなら、庭がなければ敷地全体を使って建物を建てることができるからです。
10坪台などの狭小地は候補から外していた方も、庭がない家を採用することで土地の選択肢が広がります。
家を広くできる
庭がなければ、家を広くできる点もメリットです。
建物の面積を広げることで、広々としたLDKを確保できたり部屋数を増やせたりして、マイホームの満足度が上がるケースもあります。
庭を使う暮らしがイメージできないという方は、庭をなくして建物を優先してみてくださいね。
駐車場・駐輪場を確保できる
庭をなくせば、敷地内に駐車場や駐輪場を確保することができます。
駐車場がないと月極で借りなければならず、毎月の出費が増えてしまいますよね。
自宅に駐車場・駐輪場があれば、無駄な支出を抑えられますし、利便性を高めることもできます。
外構費用を抑えられる
庭がない家は、外構費用を抑えられる点もメリットです。
広範囲の砂利や芝敷きなども不要ですし、テラスやデッキを作る必要もありません。
敷地の大部分が建物を占めれば、外構工事をする範囲を狭めることが可能です。
ただし、庭をなくしてコンクリート敷きの駐車場を広くする場合は、外構費用が割高になるケースもあるため注意しましょう。
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庭がない家のデメリット
庭がない家のデメリットをご紹介します。
バーベキューやプールなどのアクティビティができない
庭がない家では、屋外でバーベキューやプールなどのアクティビティができません。
施設などに行って楽しむ必要があるため、手間や費用がかかります。
庭をなくすとご自宅での暮らしの楽しみ方が狭まるかもしれません。
ガーデニングや家庭菜園などの趣味が楽しめない
庭がない家では、小規模なガーデニングや家庭菜園しかできません。
プランターを置いて玄関先などで楽しむことができますが、花の手入れや野菜づくりなどが趣味の方にとっては、物足りないと感じる可能性もあります。
庭があれば、広い花壇で好きな花や野菜をたくさん育てることが可能です。
お子さまやペットが屋外で遊べない
庭がない家は屋外で遊ぶスペースがないため、お子さまや愛犬が走り回ることができません。
毎回公園やドッグランへ行くのは手間になるため、外で遊ぶ頻度が自然と減ってしまう可能性もあります。
敷地いっぱいに建物を建てると玄関のすぐ前が道路になるため、安全面が気になるという方もいるはずです。
物置などの屋外収納を置けない
庭がない家は、物置などの屋外収納を置くスペースが確保できないこともあります。
タイヤや自転車などの保管場所を建物内に確保できなければ、外で野ざらしにしなければなりません。
貸倉庫などを借りることもできますが、費用もかかりますし使用頻度が高いものは出し入れが不便です。
視線が気になるケースがある
敷地いっぱいに建物を建てて庭をなくすと、隣地や道路からの距離が近くなって視線が気になるケースもあります。
家の中が見えないようにする工夫が必要です。
後ほどアイデアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日当たりを確保しづらいことも
庭はない家は、隣地との距離が近くなって日当たりが確保できないケースもあります。
敷地内に庭があると、隣家から一定の距離を確保できるため、そこから日差しを取り込むことが可能です。
庭がない家の日当たりを確保するために、間取りの工夫をしなければならず、希望のプランが採用できないケースもあるため注意しましょう。
植栽などがないと外観デザインが物足りない
庭がない家は、外観デザインが物足りないと感じるケースもあります。
植栽などがあると外観に彩りがプラスされますし、ウッドデッキなどがアクセントになった家はおしゃれですよね。
庭がない家を建てるなら、建物自体のデザイン性や玄関周りの外構にこだわってみてくださいね。
庭がない家でも後悔しないための対策とアイデア実例
庭がない家でも後悔しないための対策と、実例を使ったアイデアをご紹介します。
①屋上にプライベートな庭をつくる
>吹抜け×屋上テラス×太陽光パネルのある高気密高断熱の免震住宅(東京都墨田区八広2丁目)
庭がない家でも屋上があれば、お子さまやペットが走り回ったり、家族でバーベキューを楽しんだりできます。
屋上は道路からの目線が届きにくいため、庭と比べてプライベートな空間にできる点もメリットです。
②バルコニーをアウトドアリビングとして活用する
>吹抜け×屋上テラス×太陽光パネルのある高気密高断熱の免震住宅(東京都墨田区八広2丁目)
バルコニーを採用することで、洗濯物を干すスペースが確保でき、チェアやテーブルを置いてゆったりとくつろぐこともできます。
LDKの掃き出し窓とつながったバルコニーは、内と外が一体になったアウトドアリビングとしても大活躍です。
バルコニーの壁を高めにして目隠ししたり、屋根をかけて日差しを遮ったりするなど、用途に合わせて工夫してみてくださいね。
③ビルトインガレージを庭・収納代わりに
ビルトインガレージをつくることで、駐車場・屋外収納・庭の3つの用途で活用できます。
屋根が付いているため、日差しが強い夏場や雨の日でも使いやすい点が庭との違いです。
シャッター付きのビルトインガレージなら、より使い勝手が良くなります。
シャッターを閉めれば目線を気にせず遊べますし、安全性も高いです。
また、雨や砂ぼこりなどがかかりにくいため、屋外収納としてもフル活用できます。
④室内干し空間・乾燥機を採用する
庭がない家で外に洗濯物を干せなくても、室内干しできるスペースや乾燥機を採用すれば問題ありません。
広々とした洗面脱衣所をつくり、ランドリースペースとしても活用すれば、省スペースで洗濯物を干せます。
庭に干す場合と比べて、花粉や砂ぼこりの付着や外からの目線も気になりません。
⑤土間収納をつくる
外に物置を置くスペースがないなら、室内に土間収納をつくる方法もあります。
1畳程度のコンパクトな空間でも、棚などをつければ十分な収納量を確保することが可能です。
広々とした玄関なら、自転車やベビーカーなどの出し入れも楽になります。
ゴルフやアウトドア用品などのメンテナンスをしたいという方などにも、土間空間が広々とした玄関は人気です。
⑥玄関周りのデザインにこだわる
シンプルな印象を与えがちな庭がない家ですが、玄関周りのデザインにこだわることで、おしゃれに仕上げることができます。
上の画像は、玄関周りだけ外壁を張り分けし、小窓をバランスよく配置して建物のデザイン性を高めました。
省スペースに植栽を取り入れ、デザイン性のある基礎を採用するなど、細部までこだわった点もポイントです。
⑦吹き抜けで日当たりを確保する
> 吹抜け×屋上テラス×太陽光パネルのある高気密高断熱の免震住宅(東京都墨田区八広2丁目)
庭がなくて隣家との距離が近くなった場合は、吹き抜けの採用をおすすめします。
隣家があっても、二階からなら明るい日差しを取り込めるケースも多いです。
日当たりを確保でき、周囲からの目線が気にならない位置に吹き抜けの窓を採用しましょう。
⑧窓や玄関の位置を工夫して目線を遮る
>ご家族様のこだわりがギュッとつまった、遊び心あふれる子育て世代の免震住宅(墨田区八広)
窓や玄関位置にこだわることで、道路沿いの庭がない家でもプライバシー性を高めることができます。
上の画像は、奥まった位置に玄関をつくり、建物の側面に玄関ドアを施工した事例です。
道路沿いの窓は高めに配置することで、通行人からの目線が気にならない住まいになりました。
まとめ
庭がない家は不便に感じそうですが、間取りの工夫次第では住み心地や使い勝手を高めることができます。
庭が不要なら建物の面積を広げることができ、土地の選択肢を広げることも可能です。
ご自身のライフスタイルには庭が必要なのかを考え、暮らしに合わせて敷地を有効活用しましょう。
アイホームズは、昭和43年創業以来、東京23区内で「高気密高断熱+高耐震」の家をリーズナブルな価格で数多く手がけてきた実績があります。
狭小地にも対応した「庭がない暮らしやすい家」の建築も得意ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社 アイホームズ
FAX:03-3613-6149
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