家を安く建てる14のコツ|コストカットできる間取りや会社選びの方法を解説
こだわりつつも家を安く建てられたら理想的ですよね。
費用がかかりやすいと言われている注文住宅でも、様々な工夫によってコストカットすることは可能です。
そこで今回は、家を安く建てるための間取り・設備・会社選びのコツを解説します。
初期費用だけでなく、住んでからの費用を抑えるためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■ 家づくりのコストは家の広さや質だけでなく、選ぶ住宅会社の価格設定や土地価格、住宅ローン金利なども影響します。
■ 建築費用がかかりにくい間取りを採用したり、高品質で価格を抑えた住宅を提案している会社を選ぶことが、家を安く建てるポイントです。
■ 初期費用を抑えるだけでなく、入居後もコストがかかりにくい住まいを建てられる住宅会社に家づくりを任せましょう。
目次
注文住宅のコストを左右する要素
注文住宅は、様々な要素がコストに影響していますので、内容を確認しましょう。
①家自体の広さや質
家の広さや質によって、注文住宅のコストは大きく変わります。
大きな家ほどコストは高くなり、コンパクトなほど安くなるということは想像できるでしょう。
また、構造材や建材の質、性能の高さや設備の機能性などによっても家の価格帯は大きく異なります。
②住宅会社の価格設定
設計・施工を依頼する住宅会社によって、注文住宅のコストに差が付きます。
同じ広さや間取りの家を建てようとしても、住宅会社によって数百万円の価格差が付くケースは少なくありません。
宣伝広告費やアフターサポート費、人件費や開発費など、建築とは直接関係のない部分に費用をかけている住宅会社ほど価格は高くなる傾向があります。
③土地の価格
土地の価格によっても、家づくりの総額は大きく異なります。
エリアや広さ、敷地の状態などによって金額に差が付きますので、予算に見合った土地選びをすることが大切です。
また、土地ごとに諸費用の金額も増減しますので、トータル的に見てお得になる土地を検討しましょう。
④住宅ローン金利
住宅ローンを組む場合は、金利によっても月々の負担が変わってきます。
5,000万円の住宅ローンを組むと想定して、金利の違いによる毎月の返済額の差を確認してみましょう。
【5,000万円借入・35年返済・元利均等方式の場合】
- 金利0.5%:月々129,792円
- 金利1.0%:月々141,142円
- 金利1.5%:月々153,092円
住宅は元金が大きいローンのため、金利によって返済額に影響が出やすいです。
好条件の金利で住宅ローンを組むことができる金融機関を選んでくださいね。
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間取り・設備の工夫で家を安く建てる10の方法
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間取りや設備の工夫で、家を安く建てる方法をご紹介します。
①凹凸の少ない建物形状の外観にする
「凹凸の少ない建物形状」や上下階で床面積の差がない「総二階・総三階」の家は、構造がシンプルになって価格が抑えやすいです。
構造がシンプルだと、施工がしやすく無駄な構造材が出にくいというメリットもあります。
凹凸が少ない建物形状でも、窓や外壁材の工夫などで外観のデザイン性を高めることは可能ですので、家を安く建てたいなら検討してみましょう。
②屋根勾配を緩やかにする
屋根勾配を緩やかにすることで、外壁材と屋根材の面積を削減できて費用を抑えることが可能です。
急勾配にしても、屋根裏空間のデッドスペースが広くなるだけなので、ロフトなどをつくらないのであれば無駄な空間になってしまいます。
緩勾配の屋根にして空間の無駄を省き、コストカットした家づくりをしましょう。
③シンプルな間取りをつくる
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シンプルな間取りづくりも、家を安く建てるためのポイントです。
例えば、小上がりや吹き抜け、ダウンフロアなどをつくると、施工に手間がかかるため割高になります。
フラットな床なら施工もしやすく、最小限の建材で済んで工期も短縮できるため、費用を抑えられる可能性が高いです。
④無駄な廊下はつくらない
無駄な廊下をなくすことで、建物の面積を削減することができます。
建物の広さはコストに直結する要因なので、不要な空間は極力つくらないようにすることがポイントです。
ただし、廊下があることで音やニオイ、プライバシー対策になるケースもあるため、必要性をしっかり検討してくださいね。
<関連コラム>
・コンパクトな家のメリット・デメリットと間取りづくりのコツ|都内に小さい家を建てる
⑤扉・壁の有無を検討する
扉や壁の有無を考えながら、家づくりを進めることがポイントです。
壁をつくるためには構造材や内装材などが必要ですし、扉は1枚あたり数万円の費用がかかっています。
家全体で見ると、扉だけでも高い費用がかかっているため、見直すことでコストカットが可能です。
扉はロールスクリーンで代用する方法などもありますので、デザインや利便性などを考えながら選びましょう。
⑥標準仕様の設備・内外装を選ぶ
住宅会社が設定している標準仕様の設備や内外装を選ぶことも、家を安く建てるためのポイントです。
オプションを多く採用すると、当初の見積もりと比べて増額し、予算オーバーになるケースも少なくありません。
契約後のコストアップを防ぐためにも、基本的には標準仕様内から選びましょう。
希望するオプションがあるなら、あらかじめ費用を把握して予算を確保しておくことが大切です。
⑦水回りを一か所にまとめる
水回りを一か所にまとめることで、建築費を削減できるケースもあります。
なぜなら、お風呂やキッチン、トイレなどを近づけることで配管の長さを最小限にすることができるからです。
水回りが近くにあると、暮らしやすい動線をつくりやすいというメリットもありますので、ぜひ検討してみてくださいね。
⑧デッドスペースをフル活用する
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デッドスペースをフル活用する方法もおすすめです。
例えば、階段下のデッドスペースを使って、収納やトイレをつくる方法などがあります。
無駄な空間をとことん活用して、床面積を増やさずにスペースを確保した間取りを考えてみましょう。
⑨収納は壁面も有効活用する
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壁を活かして収納をつくることで、空間を有効活用することができます。
空間の上部の壁を使って棚をつける方法や、壁の厚みを活かした埋込収納やニッチなら、床面積は変えずに収納を増やすことが可能です。
デッドスペースになりがちな空間を使って、使いやすい収納をつくってみてくださいね。
⑩空間を複数の用途で兼用する
空間を複数の用途で兼用することで、無駄のない間取りづくりができます。
例えば、洗面脱衣所に室内物干し用の金具をつけ、ランドリールームとしても使えるようにする方法です。
洗濯機からそのまま干せるため、省スペースなだけでなく家事の効率も上がります。
他にも、廊下に収納や洗面台をつくるなどもありますので、ライフスタイルに合った間取りを検討してみてくださいね。
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・家づくりコストを抑えるポイント
安くて質の高い家を建てる会社を選ぶ4つのコツ
安くて質の高い家を建ててくれる住宅会社を選ぶコツをご紹介します。
①下請けの業者を使っていない
下請けの業者を使っていない住宅会社を選ぶことで、中間に入る業者の数が少なくなるため、施工費用を抑えることができます。
大手ハウスメーカーなどの場合、元請けに依頼をしても実際には下請けや孫請けが現場に入るケースも少なくありません。
すると、各業者に対する中間マージンが発生するため費用が割高になってしまうのです。
直接施工してくれる会社なら費用も抑えられますし、設計スタッフとのやり取りもスムーズでミスが起きにくいなどのメリットもあります。
②少数精鋭のスタッフがいる
多くのスタッフを抱えすぎず、少数精鋭のスタッフがいる住宅会社もおすすめです。
社員数が多いとそれだけ人件費も多くかかっています。
一千万円を大きく超える年収を受け取っている社員がたくさんいるような、ハウスメーカーも少なくありません。
少数精鋭で人件費を抑えつつ、無理に受注量を増やさないような誠実な会社を選ぶことが、費用を抑えて質の高い家を建てるためのポイントです。
③広告宣伝費や住宅展示場の出展費をかけていない
広告宣伝費にお金をかけていない住宅会社は、建物価格を抑えた家づくりを実現しやすいです。
なぜなら、テレビCMなどの広告を出している会社は莫大な広告費をかけており、その費用がお客様の建物価格に上乗せされているからです。
また、住宅展示場は建物の建築費やランニングコストだけでなく、高い出展料を毎月支払う必要があります。
こうした広告宣伝費を削減することで、建物を安く提供することができるのです。
④ベースとなる標準仕様の質が高い
標準仕様のグレードの高い住宅会社を選ぶことで、契約後の費用追加を抑えることができます。
オプションで後から選ぶよりも、標準仕様になっている方が仕入れ値が低くて得をするケースも少なくありません。
ただし、ご自身にとって不要と感じる設備のグレードまで上がっていると、かえって損になるケースもあります。
事前に住宅会社の標準仕様を確認し、建物の要望にマッチしているかをチェックしましょう。
住宅は入居後にかかる費用まで考えることがポイント
「家を安く建てたい」と初期費用にこだわることも1つの考えですが、長い目で見て入居後にかかる費用を抑える家づくりをすることも大切なポイントです。
次のような項目もしっかりと確認した上で、住宅会社選びをすることをおすすめします。
ランニングコスト
ランニングコストが抑えられる家づくりをすることで、毎月かかる光熱費の負担を減らすことができます。
次のような内容を取り入れ、ランニングコストを抑えた注文住宅を建てましょう。
- 断熱性・気密性の高い家にする
- 高効率の冷暖房器具・給湯器を採用する
- 節水のシャワーヘッドやトイレを選ぶ
- 太陽光発電システムを導入する
家の性能や設備の質を上げることで、初期費用は上がりますが月々の支出は抑えることが可能です。
予算とのバランスを考えながら採用を検討してみてくださいね。
<関連コラム>
・断熱性の高い住宅とは?メリットとデメリットを知ろう
メンテナンス費用
住んでからのメンテナンス費用を抑えた家づくりをすることもポイントです。
メンテナンスがかかりにくい屋根材・外壁材や掃除しやすい水回り設備を選ぶなどの方法があります。
住宅会社ごとに30年間にかかるメンテナンス費用を確認し、比較してみても良いでしょう。
保証・アフターサポート
保証やアフターサポートの手厚さも確認しておきたい項目です。
どんなに安く家が建てられても、住んでから不具合が起きたときに、何も対応してくれない住宅会社では困りますよね。
対して、トラブル時にはすぐに対応してくれて、定期的に無料点検をしてくれるような会社なら安心です。
まとめ
注文住宅は建物自体の広さや質、住宅会社の価格設定などによってコストが大きく異なります。
また、土地費用や住宅ローン金利も家づくりの総額を増減させる大きな要素です。
間取りや設備の工夫によって、住宅自体の価格を抑えることができますので、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
また、ただ初期費用を抑えるだけでなく、住んでからのコストも考えた家づくりも検討してみましょう。
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