狭小住宅の建築で後悔する「6パターン」│対策すれば後悔は満足に
東京都内で一戸建ての建築を目指している人は、予算の都合上、狭小住宅を選択する人もいるでしょう。そんなあなたは…
「狭小住宅に住んだとき、後悔を感じてしまうのでは」
と不安に思っていませんか?
本記事では狭小住宅に住んだとき、感じてしまいやすい後悔を6つのパターンに分けて解説します。それぞれ、事例を交えながら解消する方法を紹介するので、狭小住宅の建築に感じている不安を払拭してくださいね。
目次
床面積が少なくなるので「収納スペースが少ない」
狭小住宅は床面積が少ないので「収納が少ない」ことが後悔につながります。
収納が不足すると生活空間にも物があふれ、日常生活でもストレスを感じてしまいます。
空間を上手に使って収納を確保する
床面積が限られている中で収納を増やすためには「空間の有効利用」が求められます。
具体的には、小屋裏空間を利用したり、階段下の空間を利用することです。
こういった空間を活用すれば、敷地を広げることなく収納を増やせます。
空間の作り方によっては、子供部屋や書斎として利用することもできるでしょう。
仕上げ用の部材や職人さんの手間が増えるため、建築費用が嵩む点には注意しましょう。
収納の奥行きを意識してムダなく使う
収納の「奥行きを意識すること」も空間の有効活用につながります。
奥行きはあるだけ嬉しいと思われがちですが、深すぎると手前しか使わず、奥の方はデッドスペースになることも。詰め込みすぎると死蔵品となり、カビやダニの温床にもなります。
布団用、衣類用、本を置くためなど、目的別に収納を分けると、限られた収納のための空間を有効に活用できます。
全ての部屋をつなげると「空調効率が悪い」
狭小住宅は広さを演出するために、スキップフロアを利用することがあります。
さらに、各部屋の仕切りを取り払い空間をつなげることも意識します。
こういった工夫の結果、ひとつの空間の体積が増えて「空調効率の悪さ(暑い・寒い)」を感じることがあります。
建物の断熱性能を上げる
暑さ・寒さでストレスを感じたくないなら建物の「断熱性能を上げる」ことで根本的な解決を図れます。
具体的には、天井・床・壁の断熱材や窓を高性能なものに交換することです。
また、断熱材に隙間が生じると、そこから冷気が侵入してしまいます。
発泡性のウレタンなど、隙間の少ない断熱材の使用が好ましいです。
滞在時間が長い部屋を適切に区切る
開放感を求めて、部屋をつなげることも大切ですが「適切に区切ること」も考えてみましょう。
たとえば、納戸や脱衣所など、頻繁に出入りしない場所もつなげてしまうと、人がいない空間に暖気が奪われて、人のいる空間が冷たくなってしまいます。
また、出入りのたびに外気が侵入する玄関を区切っておくと、外の冷たい空気と中の暖かい空気の緩衝帯となってくれます。
隣家との距離が近くて「音と視線が気になってしまう」
狭小住宅は都市部で建築されることが多く、隣家との距離が近いことで「音や視線」が気になることもあります。
たとえば、寝室で就寝中に隣家のトイレの音がしたり、リビングでくつろいでいるときに道路を挟んで反対側のアパートのベランダが気になったり、という風に。
寝室など音を気にする部屋を2階以上に配置する
音については特に、地面を通じて響く低音は防ぐのが困難です。
寝室や子供部屋など、音の響きが気になってしまう部屋は「2階以上に配置する」ことで低音が響くことを防げるでしょう。
隣家・道路を挟んで向かいの「窓」を意識
視線については、建築予定地に立ってみて「周囲に視線が気になる可能性のある窓や通路がないか確認」しましょう。
その場所に面する窓を高窓にしたり、不透明な窓にすることで、日常生活を送る中で視線を感じることはなくなります。
3階建てならではの「上下方向の移動」
狭小住宅の場合、敷地を有効活用するために3階・4階建てにすることもあるでしょう。
この場合「上下方向の移動」がストレスになるかもしれません。
毎日の買い物や洗濯物を持って階段を上り下りするのは重労働です。
短期間であれば耐えられますが、長期に渡ると辛くなる場面もあるでしょう。
上下動が大変な「水回りを1階に配置」
洗濯など、水を含んで重くなる家事を行う部屋は「1階に集中させる」ことで、上下動の辛さを解消します。
この場合、問題になるのは乾燥させる工程です。
1階に水回りを設けると、洗濯物やお風呂場に光が当たらず、ジメジメした状態が続くかもしれません。
ユニットバスに乾燥機能を付加したり、除湿機を利用して乾燥させることを前提にした部屋づくりを行うと家事が楽になるでしょう。
「ホームエレベーター」の設置で負担を少なく
予算が許せば「ホームエレベーター」を設置するのも手です。
1階から各階に物を運ぶためのホームエレベーターは、重いものを持って移動する手間を大きく軽減してくれる設備です。
年齢を重ねたときに設置する計画にして、ホームエレベーター用のスペースだけでも確保しておく手もあります。
持ち上がる荷物を最小限に「玄関に収納」
「玄関に大きな収納を設ける」のもよいでしょう。
帰宅したとき、外着のほか、会社の荷物や学校の荷物を収納する場所を確保すれば、重たい荷物を持ち上げる必要もありません。
シューズクロークに、ハンガーパイプや可動棚の設置を検討してみましょう。
東京・都内の土地ならでは「日当たりの悪さ」
周囲を高い建物で囲まれる可能性のある都市部では「日当たりの悪さ」がストレスになる場合も。
特に、長い時間を過ごすリビングやダイニングが暗ければ、気持ちも暗いままになりがちです。
「吹き抜け」を設けて高い位置から光を落とす
「吹き抜け」を設ければ、高い位置に設置した窓から光を取り込むことができます。
先述したとおり、高い位置の窓は隣家や通行人の視線が気にならず、常に安定して光を取り込めるため、狭小住宅を建てる場合は積極的に高窓・天窓を設けておきたいですね。
明るさに狙いを定めて「土地選定」する
「土地選定」の段階で明るさを意識しておくのも大事です。
南側に道路が走っていれば、建物が建つ可能性はありません。大きな開口を設ければ安定して光を取り込めるでしょう。
値段や広さ、利便性に加えて、満足度に大きな影響を与える明るさを、土地選定の基準に加えましょう。
隣家との距離が近いため「窓・外壁のお手入れができない」
建てたあとの話題になりますが「窓・外壁のお手入れができない」ことも問題に。
狭小住宅は隣家との距離が近く、建築後にメンテナンスをしようとしても足場を設置できず、事実上メンテナンスができない場合があります。
壁面からの水漏れが発生したときに足場を立てられないことに気づくと、取り返しがつかない場合も。
メンテナンスが不要になるよう「開口部を制限」
対策としては、近い距離に隣家がある、または建つ可能性があるなら「開口部を設けない」と漏水などのトラブルに発展しづらいでしょう。
隣家側に窓を設けても開ける可能性は低いので、道路など開放的な方向にのみ開口を設けてみましょう。
長い間お手入れの不要な「メンテナンスフリー」製品を利用
外壁や屋根材は、製品によって寿命に違いが生まれます。
長期間お手入れが不要な「メンテナンスフリー」な製品を利用することで、メンテナンスに関するリスクを減らせるでしょう。
まとめ│対策を取れば狭小住宅でも後悔しない!
狭小住宅で感じてしまいやすい後悔をまとめました。
隣家との距離が近い、縦方向に大きいといった特徴を持つ狭小住宅は、デメリットも存在します。
一方でデメリットは認識さえしておけば、対策を取ることが可能です。
しっかり学んで、狭小住宅建築の不安を払拭しましょう。
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