家づくりコラム

リノベーションとリフォームはどう違う?メリット・デメリット、費用と間取りの事例を解説

2020年01月10日

マンションのリノベーションを検討中の方から、リノベーションってリフォームとはどう違うの?という質問をいただくことがあります。人によってリノベーションという言葉のイメージは様々です。そこで今回は、リノベーションとリフォームの違い、リノベーションやリフォームを検討する際の費用や事例などの基礎知識をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

リノベーションとリフォームの違いは?

 

じつは、リフォームとリノベーションという言葉の定義は明確ではなく、一般的なリフォームとの違いがわかりやすいように、それぞれの解釈で説明しているのが実際です。

 

リノベーションの定義(例)

例えば、一般社団法人リノベーション協議会では、

リフォーム:原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対処

リノベーション:機能・価値の再生のための改修、その家全体に対処した包括的な改修

と定義しています。

 

リノベーションとスケルトンリフォームの違い

この定義をもう少し補足すると、多くの場合、リノベーションとは、「スケルトンリフォーム」のことを意味しています。スケルトンリフォームとは、マンションの構造部分(柱、梁、配管等)以外は全部取ってスケルトン(骨組み)状態にしてゼロベースでリフォームすることです。

 

具体的には、リフォームは、壁の表面や目に見える老朽化した部分を修復する、キッチンを現代的で機能的なものにする程度の改修です。リノベーションは、壁をすべて剥がして間仕切りを広くする、コンセプトを一新して現代のライフスタイルに合ったデザインに変更する、といった違いがあります。

 

リノベーション(スケルトンリフォーム)のメリット

スケルトンリフォーム(リノベーション)をすれば、動かせない柱、梁、配管など以外は、基本的に自由に作り直すことができるので、注文住宅のようにライフスタイルにあわせた間取りの自由度が高い空間が作れますし、設備も一新し、断熱や遮音性も高めることができます。

 

リノベーション(スケルトンリフォーム)のデメリット

一方で、スケルトンリフォーム(リノベーション)で気を付けることは、マンションの場合は工事できるのは専有部分のみ、玄関ドア、窓、バルコニーは既存のままであったり、電気容量の問題でエアコンやIHキッチンなどには制限がかかる場合があります。また、床下の構造によっては水回りの移動に制限がかかる場合があります。

 

つまり、先ほどのリフォームとリノベーションの定義を言い換えれば、リフォームは新築時のコンセプトに近づくように復元するものですが、リノベーションは、新築のコンセプトとはまったく異なる価値の創造をするものとも言えるでしょう。

 

リノベーションの費用相場と施工会社を選ぶポイント

 

リノベーションの費用の相場

リノベーションにかかる費用の相場は、工事をする範囲や内容によってかなり幅がありますので一概には算出できませんが、解体費用も含めて、部分的な工事であれば100万円~300万円程度でできる場合があります。大掛かりな間取りを大きく変えるような工事は300~500万円ほどかかる場合もあります。特に、間取りを大きく変えるような工事で、水回りの工事などを伴う場合は、設備費と施工にも時間がかかります。

 

リノベーションの施工会社を選定するポイント

リノベーションはリフォーム以上に、設計や施工に経験やノウハウが必要です。依頼した工務店が直接施工する場合、下請け業者に依頼する場合などがありますので、直接施工できる工務店のほうが要望が伝わりやすいのと、施工もリーズナブルに提供しやすくなります。

リノベーションは、どのような目的で、どのようにリノベーションするかを明確にしたうえで、リノベーションをを数多く手がけている工務店の担当者と相談しながら具体的にしていくほうがよいでしょう。

 

 

リノベーションならではの間取りや施工事例

マンションリノベーション

アイホームズは、これまで、マンションオーナー様、官庁工事では都営住宅、競売物件を扱う投資家会社など東京都内で500件以上のリノベーションの実績があります。

当社はホームエンジニアと現場監督が管理して、当社で直接工事をしていますので、お客様のご要望に応じて安価に施工することができます。

数ある事例の中から、今回は全面リフォームと、スケルトンリノベーションの間取りの事例を紹介します。

全面リフォームの事例

既存の間取りを活かしながらも、前の居住者の手垢のついたものを一掃し、目に見える床、壁、天井、キッチンなど水場の設備機器を一新するのが「全面 リフォーム」です。

建築主によって仕様が決められている新築と異なり、予算によって仕様やグレードを自由に設定できるほか、こだわりたいところにコストの メリハリをかけられるのもリフォームならでは。

和室を洋室にしたりリビングダイニングと一体化したり、あるいは独立型キッチンをオープンキッチンにしたりなど間取りの変更も可能です。また、気に入って残したい部分があれば、一部を残すこともできる自由さも「全面リフォーム」の魅力です。

 

事例1:新しいキッチンで新しい新生活

[ 江東区 北砂 /  Y様邸 ]

3(L)DK

間取:3(L)DK総工事床面積:64㎡ (19坪)

 

事例2:水廻りのリフォームで住まいは大きく変わる!

[ 葛飾区 立石 /  I様邸 ]2LDK

間取:2LDK総工事床面積:50㎡ (16坪)

 

スケルトンリノベーションの事例

スケルトンは骨組み・骨格のことで、マンションの場合は専有部内の造作を全て撤去し、構造躯体と窓サッシ、玄関扉、共有の縦配管だけの状態をさします。

スケルトンリノベーションはマンションの1住戸をいったんスケルトンの状態にしてから、断熱材や設備配管をやり直し、新しい部屋の壁を立て、設備機器を設置し内装を仕上げていきます。

新築時は間取りもインテリアも出来上がったもので購入しますが、中古マンションリノベーションでは、あなた様のライフスタイルに合った、お気に入りの間取りやインテリアや設備に変えることができます。また、断熱や結露なども考慮することによって、新築以上の住み心地を確保することが可能です。

 

事例1:とってもお洒落で素敵な空間を演出

[ 墨田区 文化 /  E様邸 ]

2LDK

間取:2LDK総工事床面積:76.88㎡(23.26坪)

 詳しく見る

 

事例2:30年前の床下の水道管も取替えて不安解消!

[ 葛飾区 東四つ木 /  Y様邸 ]

3LDK

間取:3LDK総工事床面積:63.68㎡ (19坪)

 詳しく見る

 

事例3:暗く湿気のある部屋がリノベーションでリフレッシュ

[ 墨田区 東向島 /  T様邸 ]

3LDK

間取:3LDK総工事床面積:75㎡ (23坪)

 

 

東京でマンションをリノベーションするならアイホームズにご相談ください

アイホームズは、これまで、競売物件を扱う投資家会社、マンションオーナー様、官庁工事では都営住宅など500件以上のリノベーションの実績があります。

アイホームズのマンションリフォーム「まるで新築さん」は、建物完成当時を上回る価値を創造し、住まいを再構築する、つまり、「新たな価値」を生み出すリノベーションができます。ライフスタイルに合わせて住まいの機能、性能、間取り、デザインを一新します。

新築を上回る新しい価値の提供を目的としたマンションリノベーションです

スケルトンリノベーション+機能・性能の向上

リノベーション

スケルトンリノベーションを機会に基本性能や機能を向上させることが可能です。

スケルトンリノベーションでは、造作をすべて撤去しますので、躯体や窓廻り周辺の断熱や気密の改善を行う事で、夏涼しく冬暖かいマンションに性能アップすることができます。

また、間取りの変更を行う事で通風や採光の改善を行う事もでき、新築時に問題であった箇所をあなた好みの快適な空間にインテリアだけでなく性能も向上させるのが機能・性能向上です。

給排水の位置にもよりますが、キッチンや浴室など高機能な設備を自由にレイアウトすることも可能です。

新築では手に入れることができない、究極のマンションがマンションリフォーム「まるで新築さん」は実現できるのです。

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マンションリノベーションで賃貸収益マンションに

あなたの悩みを解決します。お気軽にアイホームズにご相談ください。

 

 

著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
ご家族だけで決められない事や資金計画を元に無理なく建築できる範囲を、永年蓄積された弊社の施工事例を基にお答えさせていただきます。お客様自身が『孫の代まで安心して暮らせる家』に末永くご満足いただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

保有資格
  • 一級建築士

  • 1級建築施工管理技士

  • 1級土木施工管理技士

  • 宅地建物取引士

  • 不動産資産診断士

  • 不動産アドバイザー

  • 住宅ローンアドバイザー

  • 耐震診断士

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株式会社 アイホームズ

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