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屋上のある家の後悔エピソード9選!後悔を防ぐ対策も解説

2022年09月24日

屋上でアウトドアを楽しむ

「屋上のある家で、プライベート感のある生活がしたい!」

注文住宅を検討している人で、このように思う人もいるでしょう。

自宅に屋上があれば、誰にも見られずにくつろぐ空間が確保でき、実用的な面でいうと洗濯や家庭菜園などにも利用できます。

>関連記事:屋上でできることについて

一方で、屋上があることに後悔を感じてしまう人がいることも事実です。

そこで、本記事では「屋上があることで生じてしまった後悔を9つ紹介」するので、ぜひ参考にしてみてください。

屋上を作る希望が強い人のために、後悔を生じさせないための対策も紹介しているので、あわせて見てみてくださいね。

後悔(1)屋上を作る費用が高額…

「屋上作成の費用を見積もったけど、意外と高かった…」

というのが最初の後悔です。

屋上を作るには、防水塗装や屋上にたどり着くための階段など、様々な追加費用が必要になります。
ハウスメーカーにもよりますが、200万円前後の費用負担は覚悟しておきましょう。

対策(1)何に使うかを確定する

>【墨田区 東向島】準耐火木造屋上付3階建て住宅

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屋上を作る費用を抑えるためには「目的を明確にする」ことが大切です。

屋上の製作費用が上がる原因は主に2つ「広さ」と「設備」。

広さは単純で、屋上の面積が大きくなるほどに費用も膨らみます。
物干し用なのか、子どもたちの遊び場なのか、パーティースペースなのか、屋上を作る目的によって、求められる広さは変わります。
目的を定めれば、屋上を過度ば広さにすることを防げ、適度な予算に収められます。

設備も同様で、電気設備や水道設備が省ければ工事費も抑えられます。

後悔(2)手すりの設置費用が高い…

屋上は、設置すれば利用できるわけではありません。
手すりや柵などの「安全設備」が必要になるので、その分の費用も計上しなければなりません。

そこで起こるのは「手すりの設置費用が高い…」という後悔。
広さに比例しますが、落下防止のためには全周に配置する必要があり、やはり数十万円ほどの費用がかかってしまうでしょう。

対策(2)安価な種類の手すりを選択する

風を通し安価な落下防止柵

手すりには様々な商品があり、値段が高価な代わりにデザイン性の高いものもあります。
そこで、見た目にこだわらず「値段にこだわって製品を選択」すれば、費用の節約が可能です。

家族以外の人間が利用する機会はないので、実用性を重視して選択しましょう。

後悔(3)定期的なメンテナンスが高額…

「定期的に行うメンテナンスが高い…」と感じるのは住み始めて10年ほど経過した頃です。

屋上は「防水層」と呼ばれる雨漏り防止の層があるため、建物内部に水が染みることがありません。
防水層が劣化してしまい水を通すようになれば、建物の構造部分や断熱材が濡れて、断熱性や安全性が損なわれてしまいます。

使用した塗料や屋上の環境、広さにもよりますが、10年前後で防水層の再施工を行うことが望ましいとされます。

また、その際に数十万円の費用を要するでしょう。

対策(3)保護塗料へのダメージを少なくする

>【墨田区 墨田】準耐火木造2階建て屋上・ロフト付免震住宅

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屋上防水層の再施工を安くするためには「保護層にダメージを与えない」意識が大切です。

防水層は、複数回塗布を行い、最も外側には保護層と呼ばれる、比較的耐候性やキズに強い層が施工されます。

普段から掃除を行い、植物の根が侵入すること、物干し台の移動などでキズが入らないようにすることなどを意識して、保護層を大事にしてください。

また、10年よりも短い期間で、保護層のみ再塗装して、下部の層の再施工タイミングを延ばすのも手です。

後悔(4)意外とプライバシーがない…

屋上はプライベートな空間と思われがちですが「意外とプライバシーがない…」と感じる場合があります。

周囲に高い建物がなければ問題ないですが、ビルや同じ高さに屋上を持つ建物がある場合、視線が気になってしまう場合があります。

対策(4)土地周囲の建物の観察

>【江東区 東陽】4階建て免震住宅(事務所併用二世帯住宅)

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対策としては「建築予定地の周囲を観察すること」が挙げられます。

周囲に高いビルや、屋上を持つ建物、これから建物が建ちそうな空き地があれば、その方向に向けて壁を立ち上げ、視線が通ることを防ぎましょう。

屋上の周囲を全て壁で囲ってしまい、完全に視線を遮断するのもひとつの手です。
十分な広さの屋上が取れる場合は、検討してみましょう。

後悔(5)洗濯物が重くて辛い…

1階に洗濯機があり、屋上に干す計画を立てた場合は「洗濯物が重くて辛い」と感じることがあります。

洗濯は毎日行うものなので、大きなストレスになります。

対策(5)屋上と洗濯機を近づける

>【墨田区 業平】準耐火木造2階建て 免震住宅

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対策は「屋上と洗濯機を近づける」こと。

間取りを考えるときに、洗濯機の置き場所を屋上に上る階段付近に配置できれば、洗濯機~屋上物干しの動線を最短にできます。

可能であれば、屋上の一部をサンルームにすれば、晴雨兼用で物干しスペースが確保できます。

または、洗濯物は部屋干し前提にして、屋上で干さない選択肢も考えられます。

後悔(6)排水溝掃除が面倒…

定期的に行う排水口の掃除は、屋上を設けた住宅の宿命です。

事前に分かっていても「排水口の掃除が面倒くさい…」と感じることはあります。

排水口の掃除を行わないと、漏水の可能性が増えてしまうので、しっかり対策を行いましょう。

対策(6)掃除が楽になるように設計

>【墨田区 八広】準耐火木造3階建て 免震住宅

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「掃除が楽になる設計」を考えましょう。

屋上の形が複雑になるほど、排水溝の数は増えて、吹き溜まりも生まれるので掃除の頻度は上がります。
単純な長方形になるよう工夫して、掃除が簡単な屋上にしましょう。

物干し台なども床置きではなく、壁面に設置するタイプなどにすればさらに、ゴミが溜まる場所を少なくできます。

後悔(7)屋上ランチは数えるほど…

屋上を設置して数ヶ月から数年経過して「最後に屋上でランチを食べたのは、いつだろう…」という後悔。

特に、屋上の設置目的をレジャーに絞ったのに使う頻度が低いと、この後悔を感じやすいでしょう。

対策(7)複数の目的を設定する

>【墨田区 東向島】準耐火木造3階建て屋上付住宅

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「屋上の設置目的を複数設定する」ことで、この後悔は避けやすくなります。

洗濯、布団干し、ガーデニング、日光浴や休日のティーパーティー…。
屋上の使用目的は多岐にわたります。多くの目的を設定して、使用頻度を高めましょう。

サンルームのように、後付けしづらい設備もあるので、建築段階から考えるべきものがあることは認識しましょう。

後悔(8)風が強くて洗濯物が飛ぶ…

「屋上の風が強すぎて洗濯物が飛んでしまう…」という後悔もよく見られるもの。

3階部分の風がどの程度か、想像しづらいものですが、特に強風の天気の日は洗濯物どころかガーデニング用品も飛ぶほどの風が吹きます。

建築後は対策を取りづらい点もあるので、ぜひ設計段階から対策を取りましょう。

対策(8)壁・フェンス・収納庫

>【墨田区 向島】準耐火木造2階建て 屋上小屋裏付き住宅

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「壁や耐風フェンス、収納庫を設置」することをおすすめします。

屋上に壁や耐風性能の高いフェンスを立ち上げれば、屋上の風を弱められますし、視線も防いでくれます。
また、屋上に置くガーデニング用品や洗濯用品などを、風が強い時に収納する収納庫を設けておくと安心です。

風の強い地域にお住まいの場合は、検討してみましょう。

後悔(9)排気ガスが洗濯物につく…

近くに高速道路や幹線道路があると「洗濯物に排気ガスが付着する」という後悔も見られます。

車が頻繁に行き来する地域では、どうしても排気ガスが建物にも降ってきます。
建築予定地の近くに大通りがあるなら、対策が必要です。

対策(9)サンルームと水道の設置を

>【葛飾区 鎌倉】準耐火木造2階建て屋上付免震住宅

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立地上、排気ガスの影響が避けられない場合は「サンルームと水道の設置」をおすすめします。

サンルームがあれば、排気ガスの影響は受けづらくなります。

しかし、サンルーム自身に排気ガスのチリが積もってしまうので、洗い流せるよう水道も設置したいもの。

なお、屋上の清掃のほか多目的に水を使いたい場面は生じるので、防水対策が取れる新築時に水道を設置しておくことをおすすめします。

まとめ│対策を講じて楽しい屋上ライフを!

>準耐火木造3階建て 免震住宅

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屋上の設置についての後悔を9つ紹介しました。

しかし、屋上は多くの実用的なメリットがあり、特に土地面積を確保しづらい都心部では、空間を有効に利用できる有用な設備です。

一緒に紹介した対策も参考にしながら、楽しく快適な屋上ライフを楽しみましょう。

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
ご家族だけで決められない事や資金計画を元に無理なく建築できる範囲を、永年蓄積された弊社の施工事例を基にお答えさせていただきます。お客様自身が『孫の代まで安心して暮らせる家』に末永くご満足いただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

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