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耐火構造とは?耐火構造の家を建てるメリットとデメリット

2021年07月01日

マイホームを検討する際、耐火構造という言葉を聞いたことはありますか?万が一火事が起こってしまったときにも、家族を守れるように火災に強い家にしたいですよね。

 

そこで火災に強い家づくりをするために、耐火構造についての基礎知識、耐火構造の家を建てるメリット・デメリットをご紹介していきます。

 

耐火構造とは

耐火構造とは、住宅金融支援機構によって規定された一定の耐火性能を備えている構造のこと。家の壁や床、柱、梁、屋根などの主要構造は国土交通大臣による認定を受けた物である必要があります。

 

一定の耐火性能とは、火災が発生したときに家の倒壊や周りへの延焼を防止できるような性能など。構造のうち部位によって耐火時間が30分〜3時間の幅で指定されています。

 

耐火構造の家は主に鉄筋コンクリート造であることが多いですが、木造住宅の中にも耐火構造を持つ家もあります。耐火構造で建てられ、さらに防火設備が設置された建物を耐火建築物といいます。

 

準耐火構造との違い

準耐火構造は、耐火構造よりも基準が緩く、火災による延焼を抑制するために必要な構造のことをいいます。階数が低かったり延床面積が小さかったりする建物が該当することが多く、最長で1時間、倒壊や延焼が起こらないことが求められています。

 

耐火構造と同じように主要構造は国土交通大臣による認定を受けたものである必要があります。

 

防火構造との違い

防火構造とは建築基準法に基づく構造であり、外壁や軒裏に防火性の高い材料を使用した構造のことをいいます。

 

特に都市部では隣の家との距離が近いことが多いため、どこかの家で火災が起こるとすぐに周りの家に燃え広がってしまうことも。そういったときに延焼を防ぐために防火構造にする必要があるのです。

 

耐火構造や準防火構造は家で火災が起きた場合に倒壊や延焼を防ぐ意味合いがありますが、防火構造は近くの家で火災が起きたときに火災に巻き込まれないためというのが違いです。

 

省令耐火構造との違い

省令耐火構造とは、勤労者財産形成促進法施工令の基準を定める省令に基づく準耐火構造のこと。建築基準法による準耐火構造とは異なり、住宅金融支援機構が定める構造と合致します。

 

耐火構造の家を建てるメリット

万が一火災が起こったときに倒壊や延焼を防いで、家族の命や財産を守ってくれる耐火構造。安心という面はもちろんですが、その他にどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

防火地域で建てられる

防火地域とは、都市計画法において火災の危険から守るために定められている地域のこと。東京23区内は全ての住宅地において防火地域か準防火地域のどちらかに指定されています。

 

規制の厳しい防火地域で家を建てたい場合は、3階建て以上の建物では耐火建築物を建てなければならず、1〜2階建ての建物では延床面積が100㎡以下の場合で耐火建築物または準耐火建築物、100㎡を超える場合は耐火建築物を建てなければならないという基準があります。

 

防火地域に建てられる耐火建築物としてみなされるためには、主要な構造部分が耐火構造である必要があります。その上で性能が技術的な基準に適合していたり、防火設備を設置していることが条件となります。

 

火災保険料を抑えられる

耐火構造の家を建てると、火災保険料を抑えることができます。火災保険は火災が起こった時の被害を想定して保険料が決められていますが、耐火構造や準耐火構造の家では被害が甚大になる可能性が低いため保険料の支払額を抑えられるという仕組み。

 

家族を火災から守れる安心感がありながら、火災保険料を抑えられるというのは一石二鳥。マイホームを建てると毎月のローンの返済が負担になってしまうため、火災保険料を抑えられるのは嬉しいという方も多いのではないでしょうか。

 

耐火構造の家を建てるデメリット

耐火構造の家は、安心できるだけではなく、防火地域にも家を建てられることや火災保険料を抑えられることなどのメリットをご紹介してきました。しかしデメリットもあるため総合的に判断するようにしましょう。

 

建築費用が高い

主要な構造が耐火構造である家を建てるためには、不燃材料などの部材を使わなければなりません。また耐火構造の建物は重量があるため、地盤が弱い場合は補強する必要があります。これらの理由から建築費用が割高になってしまうことがデメリットの一つ。

 

保険料が安くなるためランニングコストは抑えることができますが、そのために建築費用を高くするというのでは元も子もありません。

 

あくまでも目的は家や家族の安全のため。安全性を高めるためなら建築費用が高くても仕方ないという方にとってはそこまで問題ではないかもしれません。

 

リフォームしにくい

耐火構造の家をリフォームする場合、定められた基準を維持しなければならないため勝手に構造や仕様を変えることはできません。耐火構造として基準を満たせるように確認しながらリフォームを進めるようにしましょう。

 

耐火性の高い家を建てよう

マイホームを建てるにあたって、重視するポイントは人それぞれ。せっかくこだわって建てた家は、安心して快適に暮らせる状態であってほしいですよね。

 

火災が起こって万が一倒壊してしまったり、周りの家に延焼してしまっては困ります。そこで耐火構造や準耐火構造、耐火建築物など、火災に強い家を建てることをおすすめしています。

 

家を建てる場所が防火地域・準防火地域でないかどうかを事前に確認した上で、基準を満たせるような家を建てるようにしましょう。

 

まとめ

マイホームを建てるにあたって、火災から身を守って安全に暮らせるような家にしたいという思いがある方もいるかもしれません。強い思いがなかったとしても、火災に強い家か火災に弱い家かと聞かれると、強い家に住みたいという方がほとんどなのではないでしょうか。

そこで今回は耐火構造についてご紹介してきました。

 

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