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広告に書かれている「坪単価」とは?

2020年09月03日

皆さん、こんにちは。

五十嵐です。

 

弊社へ家づくりのご相談に来られたお客様の多くが、まず最初に

「アイホームズさんの坪単価はいくらですか?」

とお聞きになられます。

 

まず第一に、坪単価では家は建ちません

坪単価を少し勘違いされている方がたくさんいらっしゃいます。

 

坪単価だけで判断してしまい、家づくりで失敗された方を

私どもはたくさん見てきました。

そこで今回は、坪単価の仕組みについてご紹介します。

 

坪単価とは、1坪(約3.3㎡)当たりの本体価格(本体工事費)が

いくらかかるかを表すものです。

「本体価格(税抜き)」を「延床面積(坪数)」で割ったものが

「坪単価」です。

 

例えば、本体価格が3000万円、延床面積が40坪の家なら、

坪単価は75万円ということになります。

注意したいのは、

坪単価の算出方法が住宅会社によって違うということ。

 

本体価格を延床面積ではなく

バルコニーや吹抜け、ベランダなども含んだ

施工面積で割っているケースがあるのです。

 

「延床面積」と「施工面積」で坪単価を算出してみると・・・

■同じ本体価格3000万円の家を「延床面積」で割った場合

本体価格3000万円×延床面積40坪=坪単価75万円

※延床面積・・・各階の「床」がある部分の面積の合計。

        吹抜けや玄関ポーチ、ベランダは面積には含まれていません。

 

■同じ本体価格3000万円の家を「施工面積」で割った場合

本体価格3000万円×施工面積43坪=坪単価約69.7万円

※施工面積・・・実際に施工した部分の面積。

        吹抜けや玄関ポーチ、ベランダも含まれるため

        延床面積よりも面積が大きくなります。

 

もちろん、延床面積で割るよりも施工面積で割った方が

坪単価は低くなりますよね。

 

また、どんな設備や住宅部材を想定しているかによっても

坪単価は違ってきます。

ですから、坪単価だけを比べて

「A社よりもB社のほうが安い」

といった判断は的確ではありません。

 

ただし、同じハウスメーカーの商品であれば、

坪単価の比較でグレードの違いが分かります。

 

ハウスメーカーの広告に記載されている坪単価は、

標準仕様で建てられた場合の本体価格で計算されることが多いので、

希望のプランを盛り込んで建てる注文住宅の坪単価は

広告とは違ってきます。

 

そして、坪単価を出す時に使われる「本体価格」には、

外構費や屋外給排水管工事費などの別途工事費が

含まれていないのが一般的です。

そのため、実際に家づくりにかかる費用は、

坪単価×延床面積よりも大きくなると考えましょう。

 

 

■まとめ

・坪単価を出す時に本体価格を割る面積に、

 「延床面積」を使う会社と、

 延床面積よりも大きい「施工面積」を使う会社があります。

 

・施工面積に何を含むかも住宅会社によってまちまちなので、

 坪単価を見るときには、算出方法にも注目しましょう。

 

・また、坪単価を算出するベースになる「本体価格」には、

 家づくりに必要になる「別途工事費」や「諸費用」は含まれていません。

 ですので、実際にかかる坪当たりの費用は、

 坪単価の2~3割増しと考えましょう。

 

 

9月19日(土)に葛飾区で「家づくり無料勉強会」を開催いたします。

「家づくりで失敗する人をなくしたい!」という思いで開催してきて

今回で61回目になります。

 

家づくりをする前に知っておきたい有益な情報が盛りだくさんなので、

家づくりをお考えの方、家づくりにお悩みや不安のある方は

ぜひお越しください。

 

会場の関係上、人数制限がありますので、

少しでもご興味をお持ちの方は事前にお申し込み頂くことを

お勧め致します。

 

詳しくは下記からご覧下さい。

http://www.igarasi.com/18514.html

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