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希望の家を予算内で建てるには?

2020年08月19日

皆さん、こんにちは。

五十嵐です。

 

予算内で満足度の高い家を完成させるためには、

コストをかけるところと抑えるところのバランスが大切です。

 

例えば・・・

「家の外観や大きさにはこだわらないから、設備を高機能な最新のタイプにしたい」

という場合は、凹凸の少ないシンプルでコンパクトな家にすることで建築費を抑える。

 

「人が集まる場所を豪華にしたい」

という場合は、LDKの内装やデザインにお金をかけて、

個室はコストを抑えるなどメリハリをつけることが

予算内でのプランニングにつながります。

 

・施工面積の少ないシンプルな家にすること

・部材や設備は安く調達できるスタンダードなものにすること

などが、コストを抑えるポイントです。

 

あまりこだわらない部分はコストを抑え、

「家を建てるならこうしたい!」

と思い描いていた部分にお金をかけるといいでしょう。

 

 

―コストを左右するポイント―

 

・家の大きさや形

施工面積が大きくなるほど材料費がかかり、必要な足場や工期も増えます。

建てる家が大きければ大きいほどコストはアップします。

また、同じ床面積の家でも凹凸が多ければ外壁材など必要な材料が増え、

施工の手間もかかる。

コストを抑えやすいのは凹凸が少なく、シンプルな形の家です。

 

・間取り

部屋数が多かったり、ロフトやスキップフロアを多用したりした複雑な間取りの家は、

壁が多い分、内装材が多く必要になり施工の手間もかかるためコストがアップします。

間仕切りの少ないオープンな間取りの方が、コストは抑えられます。

また、部屋や収納のドアの数によってもコストは上下します。

 

 

・使用部材や設備のグレード

外壁材や窓、床材や壁紙、水回り設備など、

グレードに幅があるものはどれを選択するかで材料費が変わります。

また、外壁材や壁紙、床材など材料によっては施工方法や下地処理などが違うものは、

施工期間の違いで人件費が上下する場合もあります。

 

 

・土地の価格

土地を購入して家を建てる場合、土地の取得費用が総コストの中で

大きな割合を占めることになります。

土地の広さや形状、方位、場所、地域などによって土地の価格には大きな差が出ます。

土地選びによって総コストは百万円単位で違ってくることも。

 

 

・LCC(ライフ・サイクル・コスト)

LCCとは、竣工から家の耐久年数を超え、

解体するまでを含めた総費用(生涯費用)のとこです。

家を建てるために必要な建設費用(イニシャルコスト)だけでなく、

水道光熱費やメンテナンス費などのランニングコストも含まれます。

断熱性能。耐久性能、メンテナンス性なども考慮し、

費用対効果を考えて家を計画する必要があります。

 

 

・相見積もり

複数の会社にラフプランと見積りを依頼するのが相見積もりです。

同じ希望条件下で複数の提案を比較できるため、

コストの目安がイメージしやすくなります。

同じ床面積でも、仕様や性能に違いがあるので注意しましょう。

 

 

―大切なポイント―

1.住み心地の善し悪しは、

  躯体の質や断熱仕様など建物の見えない部分に左右される。

  躯体や断熱性能など、住宅としての機能や性能に影響する部分は、

  コストをしぼらない方が賢明でしょう。

 

2.どうしても予算オーバーしてしまう場合、壁や天井など

  後からリフォームで変更しやすい部分の材料のグレードを落とす方法も。

  施工面積の大きな部分なので、コストダウンの効果も大きくなる。

 

3.コストを下げるため、

  施主自身が設備器具や材料の調達、施工をすることもできるが、

  不具合が起きた場合の責任の所在が曖昧になるなどの理由で

  住宅会社から断られることがほとんど。

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