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「共働きで住宅ローンはお得??」 ~Vol.2~

2015年05月14日

前回は、共働き夫婦が資金計画を立てるにあたって「共働きのスタイル」が収入に及ぼす

影響について、育児休暇制度や短時間勤務制度を例に説明しました。

 

そうなんです。ご主人だけ働いている家族と比べると、共働き夫婦は収入が多いため、

どうしても資金計画の見通しが甘くなる傾向にあります。

 

しかし、育児をしながら働くのは肉体的にも精神的にもストレスが掛かります。

多少収入が減っても国の制度は上手に活用したいものです。

その点も考慮していきましょう。

 

次にポイントなのが、奥さんが正社員を続けられなくなった時にでも返済できる計画になっているか?

ということです。

もちろん、最初から仕事を辞めることを前提にする必要はありません。

でも繰り返しになりますが、この先育児が始まり本当に共働きを続けていけるのか?

そういう不安はお持ちではないと言えばウソになるでしょう。

 

家を購入する時は、予算を抑えようとは思いながらも、いざ本格的に間取りや仕様決めになると

どうしても欲が出てきます。もちろん一生に一度の家ですから、欲を出すのが悪いことではありません。

 

ただ、どうしても共働き夫婦の場合、「奥さんが働ければなんとかなる」といった展開になりがちです。

結果、何があっても正社員で働き続けないと返済できないようなオーバーローンになってしまいます。

こういう資金計画の進め方はオススメしません。

 

 共働き夫婦の資金計画のセオリーは、やはり奥さんが正社員ではなくパートで働くことになった

場合でも返済できる計画を立てることです。全く働かないという計画まで極端になると、

現実離れしてしまいます。

 

ただ、人生何があるかわかりません。

最悪を想定して扶養の範囲内での収入でも返済ができるような計画にしておくべきです。

せっかくの夢のマイホームです。

「私が正社員で頑張り続けないと返済ができない」

というプレッシャーがないようが、奥さんも安心して働くことができるでしょう。

 

人生を上手に生きる方法は、釈迦に説法でが、いかに「自由度があるか」です。

正社員で働くこともパートで働くこともできる。

そういった自由度を持っておく方が人生は豊かに生活できるのです。

 

しかも、この資金計画方法がもたらす効用はそれだけではありません。

ここまで計画すると、もし正社員で頑張り続ければ、何年で住宅ローンを完済できるかが見えてきます。

つまり、繰上げ返済の計画が見えるのです。

 

「扶養の範囲内の収入でも主人の定年までに完済できる」

「正社員を続けることができれば10年で完済できる」

仮に、そういった計画になれば、奥さんは、

「10年間は正社員で頑張ろう!」

という目標が持てるのではないでしょうか?

 

プレッシャーではなく、目標に切り替わるような資金計画。

是非こういった計画をたてていきましょう。

 

しかもこの目標は、さらにもっと大きなメリットを生み出します。

この話はまた次回説明していきます。

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