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「相続の専門家に聞いてみよう!」

2014年04月02日

問1 相続のとき、どの専門家に何を頼むのかわかりません。

答 : いわゆる「士業」と言われる方にいろいろ頼むことが多いですが、

「○○士」と言われても何がなんだかわかりませんよね(笑)

相続の手続き時にご相談するべき「士」業の方はこんな方達です。

 

・不動産の登記 → 司法書士

・相続税の申告 → 税理士 (申告が必要な人だけ)

・遺産分割協議がまとまらず争いに → 弁護士

・土地の測量・分筆 → 土地家屋調査士

・不動産の評価 (路線価以外) → 不動産鑑定士

・土地・建物の売却・購入 → 不動産会社 (宅地建物取引士)

・資産運用の相談 → ファイナンシャルプランナー・不動産コンサルタント

・相続文書の作成 (遺言書・遺産分割協議書) → 行政書士

 

それぞれ役割やできることがダブる部分もありますが、簡単にまとめてみました。

 

問2 遺産分割協議が終わった後に遺言書が出てきたらどうしたらいい?

(去年、ようやく兄弟間の遺産分割協議が終わったのです。苦労が多かったです。

ようやく片がついたと思ったら、亡くなった方が残した遺言書が出てきました。

処理をどうするべきでしょうか。)

答 : 基本的には遺言書は遺言分割協議に優先します。

ということは、遺言の内容と同じ部分は問題ないでしょうが、

遺言と異なる部分が問題になりますよね。

 

相続人全員の同意を得られれば、遺産分割協議の結論に従って遺産分割をします。

もし同意が得られなかった場合は、改めて遺言書に従って再分割することになります。

相続人の同意が得られたケースでも、遺言書の内容を実現する権限を与えられた

「遺言執行者」が選任されている場合には、遺言執行者の追認が必要になりますので、

注意が必要です。

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