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築年数が古い家のリフォーム事例をビフォーアフターでご紹介|建て替えとの比較も

2024年12月20日

築年数が古い家のリフォーム事例をビフォーアフターでご紹介

築年数が古い家をリフォームすることで、住宅性能やデザイン性を高めたり、暮らしやすい間取りに変更したりできます。

しかし、築年数が経ったお住まいに暮らしていると、ご自宅がリフォームによってどのように変わるのか想像できないという方もいますよね。

そこで今回は、築年数が古い家のリフォーム事例をビフォーアフターでご紹介します。

古い家をリフォームするメリット・デメリットや建て替えとの比較も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

このコラムのポイント

■ 築年数の古い家でもリフォーム・リノベーションすることで住み心地やデザイン性を良くすることができます。
■ 築40~60年経った家のフルリフォームをご紹介しますので、お住まいの築年数と近い事例をチェックしてみましょう。
■ 古い家をリフォームすべきか建て替えるべきかはケースバイケースのため、どちらも対応できる住宅会社に相談することをおすすめします。

 

目次

築年数が古い家のリフォーム・リノベーション事例6選

築年数が古い家をリフォーム・リノベーションした、建築事例のビフォーアフターをご紹介します。

 

ビフォーアフター① 築40年の木造2階建て

【外観】before

リフォーム前の外観

青い壁が印象的な築40年のお住まいです。耐震性に関してご不安とのことでした。

【外観】after

リフォーム後の外観

建物の骨組みだけ残し、基礎・構造体の耐震補強工事をしています。

シックな色合いの外壁に変更し、バルコニーにはテラス屋根を掛けました。

 

【間取り】

ご家族の様子が分かりやすい対面キッチンは、お部屋の印象が明るくなるイエローをお選びいただきました。

床はフローリングを採用しましたが、和の雰囲気も残すために障子を残しています。

耐震補強工事から内外装、水回り設備までフルリフォームした事例です。

>築40年木造2階建てを耐震リフォームでまるで新築に(荒川区南千住)

 

ビフォーアフター② 築48年の木造2階建て

【外観】before

古い家

築48年が経ち、お住まいの断熱性や耐震性を気にされておりました。

【外観】after

断熱・耐震補強工事を行い、外壁も明るめの色へ一新しました。

玄関ドアを交換して1階の窓を新設、ブロック塀や門扉など外構のリフォームもしています。

 

【間取り】

キッチン

対面ではありませんが、横を向けばリビングまで目線が届くキッチンです。

洋室

洋室には可愛らしいデザインの壁紙とドアを選び、趣味の物をたくさん収納できるスペースもつくりました。

可愛らしい水回り

水回り設備も一新し、柔らかな雰囲気のピンク色を取り入れています。

お施主様のライフスタイルや好みを取り入れ、暮らしの質を高めるリフォームが実現しました。

>築48年の耐震性や断熱性が気になっていたお家をフルリフォームでまるで新築に(東京都葛飾区)

 

ビフォーアフター③ 築50年の木造2階建て

【外観】

リフォームでおしゃれな外観に

黒のガルバリウム鋼板の外壁と木目調のドアがおしゃれなモダンテイストの外観にリフォームしました。

【間取り】before

リフォーム前の玄関

リフォーム前の玄関はキッチンスペースも兼用の空間で、寒さや暗さが気になります。

【間取り】after

使い勝手の良い階段下の収納はそのまま残し、白を基調とした明るい玄関へリフォームしました。

キッチンスペースがあった空間は、トイレに間取り変更しました。

リフォーム後のトイレ

玄関の正面は石目調のアクセントクロスを採用し、モダンでおしゃれな雰囲気に仕上げています。

リフォーム後のキッチン

大きな窓がある部屋にキッチンを移動させ、以前よりも広々としたキッチンスペースが完成しました。

内装は全体的に白を多く取り入れ、明るく清潔感のある住まいへ生まれ変わったリフォーム事例です。

>築50年の長屋の狭小住宅を耐震リフォームでまるで新築に(墨田区八広)

 

ビフォーアフター④ 築50年の二世帯住宅

【外観】before

リフォーム前の外観

元々は店舗併用住宅のお住まいでした。

【外観】after

二世帯住宅へリフォーム

床面積51坪の広い建物を活かし、世帯ごとに玄関を分ける完全分離型の二世帯住宅へリフォームしました。

かっこいい黒の外壁に変更して、お住まいのイメージを大きく変更しています。

 

【間取り】

子世帯のキッチン

子世帯は家族の様子が分かりやすい対面キッチンにリフォームしました。

親世帯のキッチン

親世帯のキッチンは省スペースで設置可能な壁付けキッチンをお選びいただきました。

リフォーム後の階段

階段や水回りの位置も大きく間取り変更したため、親世帯はワンフロアで生活することができます。

構造体補強や制振装置の設置で耐震性を高めた、こだわりの二世帯住宅です。

>築50年木造2階建て店舗併用二世帯住宅の耐震リフォーム(墨田区亀沢)

 

ビフォーアフター⑤ 築54年の重量鉄骨造4階建て

【外観】before

リフォーム前の外観

築54年の重量鉄骨造で建てられた4階建ての店舗併用住宅です。

【外観】after

リフォーム後の外観

2種類の外壁材をつかい、建物の高さを活かしたツートーンカラーの外観へ生まれ変わりました。

店舗は使っていなかったため、部屋数の多さを活かして賃貸併用住宅へリフォームしています。

 

【間取り】

リフォーム後のLDK

不要な壁は撤去して、広々としたLDKに間取り変更しました。

リフォーム後の洋室

こちらのお部屋はグレーのフロアタイルを採用して、シックでおしゃれな雰囲気にコーディネートしています。

リフォーム後の洗面所

洗面脱衣所とトイレは壁で仕切らず一体化させ、広々としたゆとりのある空間に仕上げました。

空間によってデザインの違いを楽しめるおしゃれな住まいです。

>築54年の重量鉄骨4階建てをフルリフォームでまるで新築に(台東区日本堤)

 

ビフォーアフター⑥ 築60年の2階建て店舗併用住宅

【外観】before

リフォーム前の店舗併用住宅

築60年の店舗併用住宅です。

【外観】after

骨組み以外はすべて解体し、断熱・耐震補強工事を行いました。

窓や屋根のかけ方を変更して、広々としたバルコニーもつくることで、リフォーム前と同じ建物とは思えないような外観に生まれ変わっています。

 

【間取り】

リフォーム後のLDK

明るい日差しが差し込むLDKは、対面キッチンや大容量収納などこだわりが詰め込まれています。

リフォーム後の和室

木目調の扉や間接照明などを取り入れ、現代的な和室に仕上げました。

広々としたバルコニー

大きな窓に面する部屋には、広々としたバルコニーを採用しました。

洗濯物をたっぷりと干すことができ、天気が良い日は外でゆったりと過ごすこともできるぜいたくな空間です。

>築60年 2階建て店舗付き耐震リフォーム(墨田区東向島)

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古い家をリフォームするメリット

古い家をリフォームするメリット

古い家をリフォーム・リノベーションするメリットをご紹介します。

 

①費用を調整しやすい

リフォームやリノベーションは、工事する範囲を選択できるため費用を調整しやすい点が魅力です。

お住まいの状態に合わせ、生活のメインスペースとなっている1階だけリフォームするなど、幅広い選択肢の中から工事内容を決めることができます。

また、既存の構造体を活かすことができるため、建て替えと比べて費用を抑えやすいです。

 

②固定資産税・都市計画税を節税できる

住まいのリフォームは、固定資産税・都市計画税を節税できます。

建て替えをする場合、建物が新築扱いになるため、固定資産税・都市計画税が増額するケースが一般的です。

対して、リフォームの場合は、確認申請が必要な大規模な工事をしなければ固定資産税・都市計画税に影響しません。

増築や大規模改修をした場合でも、建て替えと比べると税額を抑えられることが多いため、負担を軽減できます。

 

③好みの内外装・設備にできる

古い家をリフォームすることで、現在の好みに合わせた内外装や使い勝手の良い設備に変更することが可能です。

築年数の古い家は、住む上で支障がなかったとしても、デザインが気に入らなかったり暮らしている中で不便に思ったりすることも多いですよね。

リフォームによって内外装や設備を一新すれば、まるで新築のようなデザインや使い勝手の住まいを実現できます。

 

④ライフスタイルに合った間取りに変更できる

リフォームすることで、現在のライフスタイルに合った間取りに変更できる点も魅力です。

古い家は当時の生活を考えて建てられたため、長く住んでいるとライフスタイルに合わなくなってくることもあります。

家を建てたときと家族構成が変わっていると、部屋数や収納が足りないなどの問題も出てきますよね。

間取り変更のリフォームをすれば、ご家族が暮らしやすい住まいに生まれ変わらせることが可能です。

 

⑤耐震性・断熱性などの住宅性能も改善できる

古い家をリフォームすることで、耐震性や断熱性を改善できる点もメリットです。

耐震性を高めるためには、既存の構造体への補強や制振装置の施工などの方法があります。

また、断熱材の入れ替えやサッシのリフォームによって、住まいの断熱性を大きく向上させることが可能です。

住宅性能にこだわることで暮らしの快適性が大きく異なりますので、築年数が古い家にお住まいの方にはぜひ検討していただきたいポイントです。

 

⑥建て替えが難しい家でもリフォームならできる

築年数が古い家では建て替えができないケースもありますが、リフォームなら工事が可能になります。

特に、現在の建築基準法が制定される前(昭和25年以前)に建てられた築年数が古い物件は、接道義務※を満たしていないことが理由で「再建築不可物件」になっていることも少なくありません。

※接道義務:敷地が幅員4m以上の道路に2m以上接していないといけないという建築基準法上の制限。

面積の増減がない建築確認申請が不要な範囲内のリフォームなら、接道義務などを満たしていない住まいでも工事することが可能です。

 

⑦思い入れのある住まいに住み続けられる

建て替えではなくリフォームを選択することで、思い入れのある住まいに住み続けることができます。

長年暮らしてきた住まいには、たくさんの思い出が詰まっていますよね。

建て替えでは住まいを全て壊さなければなりませんが、リフォームなら残したい空間と改善したい箇所をご自身で選ぶことが可能です。

 

古い家をリフォームするデメリットと注意点

古い家をリフォームするデメリット

古い家をリフォームするデメリットと注意点をご紹介します。

 

①希望する工事ができないケースがある

リフォームは既存の住まいをベースとするため、希望する工事ができないことがあります。

具体的には、柱や壁を解体することができず、要望通りの間取りが実現しないケースなどです。

住宅会社に図面や住宅の現況をチェックしてもらい、自分達がイメージする間取りが実現できそうかをチェックしてもらいましょう。

 

②工事費用の見通しが立てにくい

古い家のリフォームは工事費用の見通しが立てにくい点もデメリットとして挙げられます。

なぜなら、壁や床などを解体したら予想以上に躯体が劣化していて、補強が必要になることがあるからです。

築年数が経っている家ほど、不測の事態が起こるリスクが高まるため、予算にゆとりを持たせておくことをおすすめします。

解体後にどのような追加費用が発生する可能性があるかを、あらかじめ住宅会社に確認してみてくださいね。

 

③地盤改良工事はできない

リフォームは既存の建物を残して工事をするため、地盤改良工事はできません。

軟弱地盤に建物が建っている場合、耐震補強工事のリフォームだけでは耐震性の改善が見込めないケースもあります。

地盤が弱い場合、建物をすべて解体してから地盤改良工事をして、建て替えるという流れになる可能性がある点も理解しておきましょう。

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築年数の古い家は建て替えという選択も

建て替え中の住まい
>建て替えで叶える30坪で1年中快適な暮らし(墨田区業平)

築年数の古い家は、リフォームやリノベーションではなく建て替えた方が良いケースもあります。

ご自宅はリフォームと建て替えどちらにすべきなのか検討することが大切です。

 

建て替えとは

建て替えとは、既存の建物をすべて解体して更地の状態に戻し、建物を建築し直すことです。

新築扱いになるため、現在の建築基準法を満たす必要があり、確認申請も必ず提出します。

 

メリット・デメリット

現在の性能基準を満たした住まいを建てられるため、今の暮らしと比べて快適性や安全性を向上しやすい点が建て替えのメリットです。

既存の建物を考慮しなくていいため、リフォームと比べて希望の間取りを採用しやすいという魅力もあります。

一方で、解体して1から建物を建て直すため工期や費用がかかりやすく、必ず仮住まいも必要な点がデメリットです。

 

築年数の古い家を建て替えた事例

築年数の古い家を建て替えた事例をご紹介します。

 

事例① 築70年の住まいを建て替え

【外観】before

建て替え前の家

築70年のお住まいは老朽化が進み、軟弱地盤の上に建っていたため建物の傾きも見られます。

【外観】before

建て替え後の外観

敷地いっぱいに建物を設計し、地盤改良工事をしてから約17.2坪の二階建て住宅に建て替えました。

 

【間取り】

建て替え後のリビング

生活する上での負担をなくすため、引き戸を多く採用したり短い動線を採用したりするなどの工夫を取り入れています。

建て替え後の水回り

浴室にも引き戸や洗い場が広々したタイプを採用し、安全性や使い勝手を高めています。

建て替えることで耐震性や断熱性も高まり、快適な暮らしが送れる住まいに生まれ変わりました。

>地盤が極めて緩い狭小地に建った築約70年のお家を建て替えて免震住宅に(荒川区西尾久3丁目)

 

事例② 古い家を二世帯住宅に建て替え

【外観】

準耐火・3階建木造

古いご実家を二世帯住宅に建て替えた事例です。

二世帯住宅にするために大きな間取り変更が必要な場合、リフォームより建て替えた方が要望が実現しやすいケースもあります。

 

【間取り】

子世帯のLDK

子世帯のLDKは、対面キッチンとイエローのアクセントクロスを採用し、明るく開放的な空間に仕上げました。

親世帯のLDK

親世帯のLDKはコンパクトにまとめ、落ち着きのあるグリーンの壁紙でコーディネートしています。

収納

ご家族が多い二世帯住宅でも物があふれないよう、収納量も充実させました。

それぞれのライフスタイルに合った間取りを採用した、性能も暮らしやすさも大満足の二世帯住宅です。

>古いご実家を建て替えて、二世帯が気兼ねなく暮らせる免震住宅に(墨田区八広)

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「リフォーム」と「建て替え」どちらも対応できる会社に相談を

リフォームと建て替えの相談

古い家の住み心地を改善したい場合、「リフォーム」と「建て替え」の選択肢がありますが、どちらを採用すべきかはケースバイケースです。

30~40年程度でも建て替えが必要な建物もあれば、60年経っていてもリフォームで住み心地を改善できることもあります。

リフォームか建て替えの判断基準は、次のような内容を検討してみてください。

  • 地盤の強さ
  • 建物の状態
  • これから先どのくらい住みたいか

地盤や建物の状態をご自身で判断するのは難しいため、「リフォーム」と「建て替え」どちらも対応できる会社に相談することをおすすめします。

一方しか対応できない会社の場合は偏ったアドバイスになる可能性もありますが、両方対応できる会社ならこれまでの経験や実績を基に、適切なアドバイスをしてもらえるからです。

リフォームと建て替え

古い家の「リフォーム」か「建て替え」でお悩みの方はアイホームズへ

古い家の「リフォーム」か「建て替え」でお悩みの方はアイホームズへご相談ください。

アイホームズは昭和43年創業以来、東京23区内で「高気密高断熱+高耐震」の家をリーズナブルな価格で数多くリフォーム・建て替えしてきた実績があります。

リフォームと建て替えどちらにすべきなのか一緒に考えていきましょう。


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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
ご家族だけで決められない事や資金計画を元に無理なく建築できる範囲を、永年蓄積された弊社の施工事例を基にお答えさせていただきます。お客様自身が『孫の代まで安心して暮らせる家』に末永くご満足いただけるよう、誠心誠意サポートいたします。

保有資格
  • 一級建築士

  • 1級建築施工管理技士

  • 1級土木施工管理技士

  • 宅地建物取引士

  • 不動産資産診断士

  • 不動産アドバイザー

  • 住宅ローンアドバイザー

  • 耐震診断士

  • 火災保険募集人

  • 生命保険募集人

  • 少額短期保険募集人

  • 自然災害鑑定士

株式会社 アイホームズ

住所
〒131-0041 東京都墨田区八広5丁目25番4号
連絡先
TEL:0120-647-147
FAX:03-3613-6149
営業時間
9時00分~18時00分(定休日:なし)
免許番号
宅地建物取引業:東京都知事(2)第097776号
一級建築士事務所:東京都知事 第27177号
建設業許可:東京都知事許可(般-3)第70597号

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