間取りは「家事導線」から
「もし、ウチの娘が“家を買う”と言ったら絶対に外せないアドバイスは何だろう?」
そう考えてみた時に、私が考える“いい家”とは、
『シンプル・イズ・ベスト』
なのです。
本当に必要なものとそうでないもの、あったら便利かもしれないけれど、
実際にはそれほど使わないものを見極めると、シンプルな家が一番暮らしやすく、
後々まで使い勝手がよいという結論に達するからです。
重要なのは、単にシンプルなだけでなく、きちんと「ポイント」が押さえてあるかどうか。
まず「家の役割」について考えてみましょう。
家には、2つの役割があります。
ひとつめが、仕事で疲れた体と心をゆっくり休めること。
そしてもうひとつが、家事や育児といった「仕事」をすることです。
外で仕事をして帰ってくる旦那さんからすれば、家はくつろぎの場所ですが、
奥さんにとってはまさに家が職場ですよね。
掃除、洗濯、炊事、育児と、いかにそれらを軽減させられるかで、居心地のよさが決まります。
家で一番優先すべきことは、家事のしやすさ → 「家事導線」なのです。
賃貸住宅などでは、間取りから家事のスタイルが否応なく決められてしまいますが、
家事のスタイルに合わせて間取りが決められるのが、注文住宅のよさでもあります。
そうしたところにこそ、家へのこだわりと「わが家らしさ」が生まれてくると思います。
失敗しない家づくりブログその他のブログ記事