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結局、家を建てるのは工務店

2013年03月18日

では、ハウスメーカーと工務店と、建てる家にどんな違いがあるのでしょうか。

じつは、それほど違いはないのです。

実際、ハウスメーカーであっても、施工をするのは下請けの工務店です。

日本の大工の腕は世界に誇れるくらい高いので技術にそれほど違いがあるわけではありません。

 

違いがあるとすれば、ハウスメーカーの家は工業化住宅で規格化されているため、

誰が建てても同じような家がつくれるという点でしょう。

小規模経営の工務店の場合は、一から設計しますから、

設計に、社長の考えや志向が濃厚に出やすいという傾向があります。

この点の相性が合うかどうか、お客様のニーズを聞いてくれるかどうかは重要なポイントです。

 

私のところもそうですが、もともと工務店は、

「大工が会社を造ってやっている」というところが多いです。

「職人気質」という言葉がありますが、工務店もまさにそう。

腕はいい、実直で丹念な家づくりをしてくれる、

でもお客様とうまくコミュニケーションを取るのは苦手。

というのが従来の工務店の姿だったりします。

 

しかし、現在は家族が違えば、ニーズも違うというほど多様化が進んできていますから、

コミュニケーションが苦手な工務店では、なかなかお客様のニーズをつかめない。

こうした点は、やはりハウスメーカーの営業マンにはかなわない部分でした。

 

しかし、最近は工務店も変わってきています。

お客様のニーズをきちんとつかむことを心がけ、勉強しているところも増えています。

 そして、その方にとっての最高の家を建てていくことを目標にしています。

 

実際、大手ハウスメーカー上位10社を合計しても、シェアは全体の11%程しかありません。

残りの大部分は工務店で建てています。

 

工務店のオヤジの視点から言わせていただけば、どこの住宅会社を選んでも

問題はありませんが、やはり費用の点でもお客様のニーズに寄り添うという点でも、

工務店が一番バランスがいい!

それは、声を大にして言いたいことだと思っています(手前味噌ですみません)。

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