「焦りは禁物です」
消費税増税前や年末、年度末になると、営業マンがよく言うセリフがあります。
それは、
『増税前に建てないと損をします』
『○○万円値引きするので契約してください』
というセリフです。
心の中で、「やった~!得した!!」と思って契約書に印鑑を押す人もいます。
これが悪いというわけではありません。
それまでに打ち合わせをしっかりして、契約してもいいと考えていれば、
少しお得になったかもしれませんね。
しかし、契約をしようかどうか迷っている段階の人は、
値引きしてもらったからといって契約することは避けましょう。
家は契約を交わした後でも、変更したい部分が出てきます。
少しくらいの変更であれば、住宅会社も飲んでくれるかもしれませんが、
ほとんどは変更による追加費用が発生します。
打ち合わせが不十分であれば、当然変更や追加が多くなります。
気がつけば、値引きしてもらった金額よりも、
変更追加費用の方が多くなっていることもよくあります。
住宅会社の考え方としては、値引きしてでも契約を交わし、
その後の変更追加で元を取るということなのです。
住宅会社も企業ですので、利益を出さなければ倒産します。
当然ながら利益を出すために、値引きという損失の穴埋めをしようと動くのです。
営業マンが値引きをすると言っても、焦って契約しては、
かえって損をする結果になることもあるのです。
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