子ども部屋をつくる基準はありますか?
皆さん、子ども部屋を作る基準はありますか?
あまり考えてつくる人は多くないと思います。
子どもを早く自立させたい。
芯の強い子になって欲しい。
心のやさしい子になって欲しい。
それぞれ考え方は違うと思います。
しかし、何も考えずに子ども部屋を作る人が多いんです。
“2階の東南の角でベランダ付き”
というのが非常に多いですね。
特に分譲住宅は、ほとんどそうです。
別に子ども部屋でなくてもいいと思うんですが・・・
結果、これが成績などに関係してきます。
普通、親は子どもに勉強してほしいので、快適な環境を与えたいのだと思います。
しかし、人間って怠惰ですから、楽な方を選択しますよね。
実際、勉強は親が見ているとしますが、見てないとやっぱりしないですよね。
特に小さいうちはそうです。
皆さんは、
お母さんが食事の支度をしている時に、食卓で宿題をしていませんでしたか?
また、子ども部屋をどこに取るかによって性格も変わってきます。
芯の強い子に育てたいなら南向きより北向きの部屋が良いです。
南向きの部屋は、陽気で暖かく温室のようです。
それに比べ、北向きの部屋は涼しいので、何事にも集中できますね。
ですから子ども部屋は、
子どもに対する教育方針をどうするか?
将来、どんな大人になってほしいか?
っていう事を考えて作ってください。
ところで、
父親の権威も子どもの成長に影響します。
昔は、「地震・雷・火事・親父」って・・・。
しかし、それが今ではほとんどないですよね。
父親は家族の中心でなければならないのに、それが弱っているんです。
だから、当然家族の絆やつながりも弱い。
じゃあ、この父親の権威をどうやって取り戻せばいいのか?
物理的な方法が二つあります。
一つは、皆さん、書斎をつくることです。
例えば、6畳の子ども部屋を、半分の3畳にするとします。
3畳だと、狭そうに思いますが、机とベッドが置けます。
残った半分を書斎に使えばいいんです。
そこには、机と本棚、そしてリラックスできる椅子も置けます。
この書斎があるだけでも、父親の権威が子供に伝わります。
家を建てる時には、当然、子どもの意見も取り入れますが、
「子ども部屋は作るが3畳だよ」
「もっと広い部屋が欲しいなら自分で稼いで作りなさい」
これもしつけだと思います。
夫婦でよく話し合って決めてくださいね。
父権のために書斎は確保してください。
そして、二つ目が大黒柱。
この大黒柱というのは、父親の権威の象徴なんです。
「ただいま」って帰ると、家の中心に大黒柱が「ド~ン!」とある。
それだけで、
この家はお父さんが建てた家なんだ。
お父さんが僕たちを養ってくれ、僕たちを育ててくれている。
と、無意識に感じているんです。
それだけでも、子どもは父親を頼るようになります。
当然、母親も協力をしないといけません。
もし、いつもお父さんのことをボロカスに言っていたら?
せっかく、書斎や大黒柱があっても、父権はなくなりますよね。
皆さん、夫婦の寝室は?
これは結構日本ではないがしろにされています。
どうせ寝るだけだから、っていうのが多いです。
子ども部屋に比べて夫婦の寝室が貧弱。
プラン集では、主寝室とよばれてます。
夫婦の部屋ですが、主じゃなくて、従寝室みたいな感じになっていませんか?
子どもは、夫婦が仲良く朗らかだと、いつも安心感をおぼえます。
だから、この主寝室はリラックスできる快適な空間にしないといけません。
高級ホテルの部屋は、本当にこの主寝室って呼べるようなつくりになっています。
素材も、雰囲気も、広さも・・・。
では、また。
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