第1章 「生活道路の落とし穴」
こんにちは。アイホームズの五十嵐照勝です。
今回から、『失敗しない土地選び』としてアドバイスします。
まず、第1回は、「第1章 生活道路の落とし穴」についてお話をします。
土地を買うときに必ず注意して欲しいのが、道路の問題です。
ここで建築基準法という法律を簡単に説明します。
住宅を建てる土地の前面道路は、基本的に4m以上の幅員が必要です。
また、間口が最低2m接していないと建築不可となります。
このことは、もっとも基本的な事ですから、覚えておいてくださいね。
それでは、
この章では、道路が原因で起きる問題と、その心構えを勉強して行きましょう。
まず、付近の相場より安く売りに出ている土地についてお話します。
①全面の道路幅が4mに満たない時におこる問題です。
法的にいっても、道路の中心線から2m分は、道として考え、
申請上の敷地面積を少なく見る場合があります。
つまり、建物の大きさや配置に制限を受けます。
見た目や感覚的にいっても狭い上、路上駐車している車があると通れない時があります。
もし、ヤンキー風な車だと注意するのも怖いですよね。
このような問題は本当に多いのです。
昼間、土地を見学した時は、路上駐車していなかったけど、
夜になると路上駐車する車のおかげで、深夜の帰宅に苦労する。
このような思いは、嫌ですよね。
道路が狭いなと感じた時は、夜の下見をお忘れなく。あくまでも予防ですからね。
②次に、土地が間口10m以下 道路幅4m前後だと起きる問題です。
このような土地は、車庫入れに切り返しが何度も必要になります。
将来、子供さんが慣れない車を動かす際に、止まったまま、何度もハンドルを回すと、
車のパワーステアリングポンプを傷めます。
もともと壊れやすいポンプを、更に圧力をかける訳です。
壊れると10万円くらい修理費がかかるかもしれません。
どうしても、このような土地を買いたい場合は、家の設計を工夫する必要があります。
建築費がUPしやすいので注意してくださいね。
③道路幅が狭く、見通しが悪い交差道路も問題になります。
初心者や車の運転が苦手な方の場合
前から来る車を避けるだけでも嫌な思いをします。
最悪、バックすることになったら・・初心者の方は、もっと嫌な思いをします。
土地の値段が安かったからと、簡単に決める前に、
道路幅が狭いなと思ったら・・・必ず夜の下見と現地を何度も走行してみてください。
現場を案内する。歩合給の給料で働く営業マンは、都合の悪いことは教えませんので・・・
最後に、敷地延長道路(間口2m)の土地について・・・・
業界では、旗さお敷地とも呼びます。案外安く売りに出されています。
このような土地を買おうかな?思われたなら・・・信頼できる建築屋さんに
見てもらった方が良いと思います。
敷地の切り方では、車が入れないときがあるからです。
それでは次回また会いましょう。
五十嵐 照勝
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