屋根工事
羽子板ボルトでの締付けと各階床パネルを敷き終えると次は屋根工事です。現在一般的に使われている屋根材はコロニアルと呼ばれている材料で瓦に比べてとても軽い材料です。弊社でも採用しております。コロニアルを葺く前に、断熱材を入れ、野地パネルと呼ばれる合板を敷きます。
この作業が木造工事に於いて最も危険な工事になります。白く写っている物が断熱材なのですが、断熱材は荷重がかかる事を想定して作っていない為、誤ってこの部分に足を乗せてしまうと貫いて落ちてしまいます。その為、断熱材と野地パネルを併用して施工していきます。各階の床パネルをあらかじめ敷くのは、万が一の事を考慮して落下しても直下階で止まる為です。
この作業が終わると次は防水の為のフェルト貼りです。フェルトとはシート状になっており、水下から順々に貼っていきます。フェルトだけでもかなり防水性能が高い為、ここまで終わればもう雨は恐くありません。
最後に化粧で見えてくるコロニアル葺きの作業に入ります。この屋根材の色もお施主様とお打ち合わせをして決めていきます。
写真に写っている金物は雪止め金物です。みなさんあまり屋根を気にする事は少ないと思いますが、漏水を起こさない為にもとても重要な作業になります。今度、お住まいの屋根を見上げてみてはいかがでしょうか?こんな形、色をしてたのかとあらためて気が付くかもしれませんよ。
金子より
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