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地盤調査はどんな土地でも必要なのか?

2020年06月11日

●工事は地盤調査を実施した後

皆さんこんにちは、五十嵐です。

 

土地を購入し、家を建てる前に必ず実施しなければならないものに

「地盤調査」があります。

 

地盤調査は、土地の強さ(固さ)や、土の密度、

また、建設予定地の下がどんな地層になっているかを調べるもの。

 

調査の結果、

地盤が弱ければ「地盤改良工事」が必要になりますが、

実際にこの工事が必要になるのは、全国平均で100件中38件、

つまり、38%程度(ジャパンホームシールド株式会社調べ)のようです。

調査費用の目安は、5~10万円ほどだと考えてください。

 

 

●工法はどう違うのか?

調査の結果、地盤改良工事が必要だと判断されたときに考えたいのが、

その工事が「本当に必要なのか」ということです。

 

一般的に、地盤調査を行う会社と改良工事を請け負う会社は同じです。

判断を厳しくすれば、当然、改良工事が必要となり、

地盤調査会社は施工の仕事が増えます。

 

そうなると、

自社の仕事を増やすために悪い判断を出すことがないとは言えません。

(もちろん、ほとんどの会社は適正な判断をしています。)

 

必要でない改良工事費用を発生させないために、

再調査を請け負う専門会社に調査を依頼し、

「セカンドオピニオン」を得ることも検討してみて下さい。

 

 

●改良工事の方法

ここで、代表的な改良工事のく工法をご紹介しましょう。

 

◆基礎仕様の変更(目安40~80万円)

布基礎で計画していたものをベタ基礎に変更したり、

ベタ基礎の配筋を見直す(鉄筋の感覚を狭くする、鉄筋を太くするなど)ことで、

強度を上げます。

 

◆表層改良工事(80~120万円)

地表から弱い地盤までが2m以内の場合に採用される工法。

建物の下の土にコンクリートなどを混ぜて強度を上げます。

 

◆柱状改良工事(70~150万円)

地表から弱い地盤が2~8mくらいの場合に採用される工法。

地盤が弱い地層に直径60cm程度の穴を空け、

そこにコンクリートを流し込んで柱をつくり、強度を上げます。

最近は、コンクリートではなく、

天然の砕石で石柱をつくる工法も採用されています。

 

◆鋼管杭打ち工法(100~200万円)

地下深くまで掘り進まないと、強い地盤が現れない場合に採用される工法。

鋼製の杭を強い地盤まで打ち込むことで強度を出します。

 

◆置換え工法(120~180万円)

SG工法とも呼ばれ、約1mの土を取り除き、SG材に置換える工法で、

液状化にも対応し、免震効果も期待できる工法です。

 

 

地盤は家の土台となる大切なものです。

調査・改良工事は、綿密に行いましょう。

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