ローン審査に落ちる原因は何ですか?
●マイナス情報は各金融機関で共有される
皆さんこんにちは、五十嵐です。
住宅ローンの審査は、
各金融機関が提携している保証会社で行われます。
この情報は各保証会社で共有されるので、
一度どこかで審査が否定されると、
そのまま信用情報として流通してしまいます。
そうなると、簡単に信用を回復することはできません。
最悪、このマイナス情報が原因で
ローンの審査が通らないこともあるでしょう。
勤続年数や収入などに問題がないのに審査で落ちたとすれば、
審査対象者の「経済的な信用度」が要因だと考えられます。
信用情報は、全国銀行協会、日本信用情報機構などで
調べられます。
わかるのは、所有しているクレジットカードの利用状況や
過去の借入、金融事故の記録など。
いずれも金融機関や住宅会社が照会できない個人情報なので、
調べる際には自分自身の意志で判断しなければいけません。
●クレジットの利用状況に注意!
審査に落ちる理由としては、
複数のクレジット会社から借入がある、借入が多額である、
クレジットカードを多数保有しているなど。
あるいは、過去にクレジットの支払いで遅延があった
ということも理由だと考えられます。
特にクレジットカードを多数保有している人は、
キャッシング枠に注意が必要です。
借入上限30万円のカードは、借入をしていなくても、
金融情報上は30万円借入している扱いとなり、
「カード枚数×キャッシング枠=借入額
(例:3枚×30万円=90万円の借入)」
と計算されていることがあります。
金融機関はこういった審査基準を明確に公表していませんが、
ローンの担当者レベルでは常識です。
また、借入可能額は年収の5倍が目安と言われますが、実際には、
年収によって上限が異なる返済比率(年収に対する返済金額の割合)
で計算されます。
その他、勤務先や職業、勤続年数、転職の有無、家族の有無、
年齢、健康状態、担保物件などが審査されます。
ローン審査に臨む前には、以上の点を考慮した上で、
危ない部分をすべてクリアにしておきましょう。
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