広告の価格だけで家は建ちますか?
家の広告価格には統一基準がない
皆さんこんにちは、五十嵐です。
坪40万円。(地方ですと30万円だったりしますが。)
こんな住宅会社の広告をご覧になったことはないですか?
この金額から計算すると、例えば35坪の家を建てたい人は、
40万×35坪=1400万円
ということになります。
さて、この金額で建てた家というのは、どんなものでしょうか?
確かに家という「器」は建つかもしれません。
しかし、この家を実際に住めるものにするには、
さまざまなオプション工事が必要となってきます。
しかも、そのオプション工事には数百万円が必要であることを、
しっかり理解しておかなければなりません。
実は住宅の価格表示には、
「このようにしなければならない」という基準がありません。
表示額の中に工事代金をどこまで含めるかは、
住宅会社によってまちまちなのです。
契約前に必ず確認を!
広告に惹かれて1400万円で家を建てられると思って
見学会に行ったら、ポンと1000万円近く跳ね上がった金額が
提示されるという笑えない真実を知ることになるのです。
仮契約や契約前にすべてを知ることができればまだまし。
人の良さそうな営業マンに勧められ、
仮契約やプラン契約を結んでからこの事実を知らされるほうが
現実には多いのです。
最初にどんな価格表示がされていても、
その金額に惑わされてはいけません。
自分のこだわりをきちんと反映した上での
最終的な引き渡し価格を確認し、
その金額に納得してから契約すべきなのです。
広告の価格と引き渡し価格の差
広告の表示→坪40万円
もし、35坪の家を建てるなら、1400万円になるが・・・
①建物本体価格(1400万円)←この金額で判断してはいけない!
②オプション工事(500万円)
③外部給排水工事(90万円)
④仮設工事(70万円)
⑤カーテン・エアコン(70万円)
⑥居室照明器具(30万円)
⑦諸経費(240万円)
①+②+③+④+⑤+⑥+⑦=引き渡し価格2400万円 ※消費税別途
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