住宅ローン減税って何ですか?
皆さんこんにちは、五十嵐です。
〇住宅ローン使用者への優遇措置
住宅ローン減税は、建物やローンの条件が
一定の基準を満たしている人のための税金の優遇制度です。
年末の時点での住宅ローンの残高に応じて、
所得税の控除が受けられるしくみになっています。
この制度は、景気の状況などに応じて繰り返し改正され、
平成20年度までは縮小傾向にありましたが、
平成21年に景気浮揚策として大幅に見直され、
平成26年4月からの消費税率の引き上げにあわせて
大幅に拡充されました。
控除期間は10年間で、一般住宅で年末のローン残高の
1%が所得税から控除されます。
さらに所得税で控除しきれなかった分は
住民税から控除されます。
所得税の課税対象である総所得金額の
5%または、9万7500円が控除の上限となっています。
平成26年4月からスタートした制度では、
借入金などの年末残高の限度額が4000万円までと
大幅に拡充されています。
また、この住宅ローン減税が適用される最終期限は
平成29年12月31日までの入居となります。
(現在は延長されていますが。)
また、住宅が長期優良住宅であれば、
優遇はさらに高率になります。
平成29年末までに入居(住民票を移動)すれば、
控除対象借入限度額5000万円に対し、
1.0%の控除率となり、
500万円まで控除を受けることが可能です。
(令和元年10月予定の消費税10%では、
さらに控除が期待できますが)
〇入居後に必ず確定申告を
住宅ローン控除を受けるためには、
入居した翌年の3月15日までに
確定申告を行わなければいけません。
給与所得者は一度申告すれば
翌年からは年末調整で控除を受けることができます。
また、確定申告をしそびれてしまっても、
過去5年間はさかのぼって申請が可能です。
ただし、自営業などで事業所得があるにもかかわらず、
住宅ローンだけ申告しそびれた場合は
対象にならないので注意が必要です。
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