ポジティブシンキング!
こんにちは。
五十嵐です。
「物は言いよう」という言葉がありますが、
言い方によって、良くも悪しくも印象が変わってしまいますよね。
何かを伝えようとするとき、無意識に当り障りのない言い方を選んで、
波風を立てないように振る舞っていませんか?
でも、これがビジネスにも応用されているんです。
「フレーミング効果」って聞いたことありますか?
フレーミング効果とは、表現方法を変えることによって、
思考をワクの中にはめ込むという行動経済学に基づいた理論です。
ものの見方が特定の方向に誘導される心理現象を指します。
例えば、10万人が購入した宝くじの当選の割合が1%だとします。
「99%の人が外れる」と聞けば、ほとんど当たらない気がします。
ところが、「1000人が当選した」と聞くと、結構当たるものだと感じますよね?
言っている内容は同じでも受ける印象は真逆です。
伝え方、言い方を変えることによって、
聞き手の思考を特定の方向へ導いています。
誰もが、物事をその人独自の視点で見てしまいますよね。
この物事を見る視点のことを「フレーム」、
そしてこのフレームを変えることを「リフレーミング」といいます。
先程の例では、「99%の人が外れる」の“外れる”という
マイナスのイメージのフレームを、
「1000人が当選した」という“当たる”というポジティブなフレームに
リフレーミングしたということです。
客観的な事実は変わらなくても、
主観的な捉え方が違ってくるのが分かりますよね。
こうした手法は、マーケティングでよく用いられているのですが、
普段の仕事や日常生活においても使うことができます。
たとえば、報告書の提出期限が迫ってきたとき、
「1日しかない」と考えるのと、
「まだ1日もある」と考えるのとでは、
心の余裕がまったく違ってきます。
上司にミスを叱責されても、
「間違いを正してくれた」と思えば、
ふて腐れることもなく、逆に感謝の気持ちさえ湧いてきます(笑)
24時間、ずっとポジティブでいられる人などいませんよね。
でも、日頃からこの方法を心掛けることで、
ポジティブシンキングを意識していると、
心が随分と穏やかになるのではないでしょうか。
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