家づくりコラム

頭金はいくら必要?│相場・メリット・準備しない場合 疑問を解決!

2022年03月04日

住宅ローンを利用して室の高い住宅を建てられる

新築の計画中「頭金」というキーワードを聞いたことがあるでしょう。

「頭金は多く入れておいた方がいい」「頭金ゼロでもローンは組めるよ」頭金について様々な話題が飛び交います。

しかし、実は頭金とは一体何なのか、支払うといいことがあるのか、説明できる人は少ないのではないでしょうか。

本記事では、改めて頭金とは何か、準備するメリットは何か、そもそも支払わなくも問題ないのかといった話題について解説していきます。

支払い方によって、入居後の生活の精神的なゆとりに影響を及ぼすので、しっかり勉強してあなたに合った支払い方を選択しましょう。

コラムのポイント
・頭金の正体が分かる
・頭金をいくら払うべきなのかがわかる
・頭金を準備しない場合の特徴がわかる
 

そもそも頭金とは?

土地費用が高額でも住宅ローンの利用で建築できる

最初に、そもそも頭金とは何か確認してみましょう。

住宅代金の一部をローンを使わずに支払うこと

頭金とは「住宅の契約金のうちローンを使わずに支払うお金」のことを指します。

ローンを使わないので、あなたの貯蓄や両親からの援助などから支払うことになります。

例として、3,000万円の家を購入するとき、500万円を頭金として支払うと、残額の2,500万円を住宅ローンとして借り入れることになります。

頭金はいくら支払う必要があるの?頭金を準備するメリットは?

都市部に建築した吹き抜けのある家

頭金とは何かは分かりましたが、いくら準備すればよいのでしょうか。
また、頭金を多く準備するメリットは何か、それぞれ見てみましょう。

一般的には住宅価格の10~20%

住宅を購入するときの一般的な頭金の金額は「建築費用の10~20%程度」です。

主要な住宅ローンの借り入れ先であるフラット35の利用者は、2020年の調査によると注文住宅を建築した人は、建築費の17.5%を頭金として準備しているようです。

頭金を支払うことが一般的であることは分かりましたが、どうして頭金を支払うのか、メリットを確認しましょう。

金利を減らすことができる

住宅ローン商品の中には、一定度の割合の頭金を支払うことで「金利が低くなる」ものがあります。

金利を低くできれば、毎月の返済金額が安くなるため支払いの負担が減少します。

さらに頭金の分だけ、かかる金利が少なくなり支払いの総額が安くなります。

住宅ローン商品の中には、ローン全体の中で定められた割合の金額を支払えば金利が安価になるものもあり、そういった商品を選択する場合は特に、頭金を支払うメリットを感じられるでしょう。

毎月の返済負担を減らせる

頭金を準備すると総借入金額が低くなり結果として「毎月の返済負担額も安く」なります。

例えば、「建設費3,000万円・金利1.35%・返済期間35年・元利均等返済」の条件で、頭金を準備しない場合と、500万円準備した場合を想定しましょう。

準備しない場合は毎月の返済額は約90,000円
準備する場合の返済額は約75,000円です。

月々の支払額に25,000円の違いが生じるので、毎月の返済額を低くしたい人は十分に頭金を準備しましょう。

頭金を払わなくてもいいの?

存在感のある都市部の2階建て

頭金を支払うメリットは分かりました。

次に、全く頭金を準備せずに住宅を購入できるのかを考えてみましょう。

頭金なしで住宅購入は可能

結論からいうと「頭金を準備せずに住宅は購入可能」です。

先述したとおり、頭金の有無で借入金利が変動する場合はありますが、住宅ローンの契約は行なえます。

一般的に、住宅を建築するには、住宅本体の価格・土地取得費用・諸経費の3つが必要です。
旧来の住宅ローンでは住宅と土地の費用までしか借入の対象になりませんでしたが、近年は諸費用部分まで借入の対象になる商品が出ています。

預貯金を減らさずに住宅が手に入る

こういった住宅ローンを用いると「預貯金を減らさずに住宅を取得」できます。

新居へ引っ越したあとも預貯金を確保できていれば、家具や家電を追加購入する場合や、突然ケガを負った場合など、様々なリスクへの対応が可能です。

無理をして頭金を準備するよりも、預貯金を残したままフルローンを組んだ方が心理的な余裕をもって生活を送れる可能性があるので、頭金の準備は様々な状況を想定して検討しましょう。

頭金を用意しない分 早く新築に住める

頭金を準備しないことで「新居に早く住める」メリットもあります。

例えば500万円の頭金を準備するために年間100万円の貯蓄を行なうと、新築の計画が5年遅れることになります。

頭金なしで先に家を建てた方が、広く新しい家に5年早く住めるメリットを享受できます。

ローン期間を長く取れる = 毎月の負担を減らせる

早期に住宅ローンを組むことで、ローンの契約期間を長く取り「毎月の負担を減らす」考え方もあります。

住宅ローンを60歳までに返済したいと考える場合、あなたの年齢が30歳だと最長30年の契約になります。
頭金を貯めるために5年を要すると25年の契約となり、結果として月々の返済額が大きくなってしまいます。

早く住宅ローンを契約すれば長期間のローンを組めて、月々の負担を減らせます。

注意:変動金利を選択する場合は金利上昇リスクを考えて

頭金を用意せずに住宅ローンを契約する場合は「金利の上昇リスク」を試算しておきましょう。

金利の低さに魅力を感じて変動金利を選ぶと、将来的に金利が上昇した場合毎月の返済額が増えて、支払いに支障をきたす恐れがあります。

収入に占める住宅ローンの割合である「返済負担率」に余裕があれば問題ありませんが、余裕がなく金利が低い状態でも家計に余裕がないときに金利が上昇すると家計が破綻する可能性があります。

金利が上昇しても住宅ローンを支払っていけるのか、変動金利を利用する場合は十分な検討を行いましょう。

まとめ│頭金をいくらに設定するかは「家計」と「預貯金」から確認

住宅ローンの頭金を支払うメリット、さらに頭金を準備しなくても住宅ローンを借り入れられるのか確認しました。

結論として、頭金を準備するか、いくら準備するのかは「家計」の状況や「預貯金」の有無で変わります。

新居に移ってからお金のことで悩まなくてよいように、しっかり検討してから方針を決めましょう。

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

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