『細長い家』間取りのコツ徹底解説!東西・南北・おしゃれさ ケース別に紹介
都市部では、土地の売買で分筆を行った際、細長い土地が生じることがあります。
細長い土地は店舗としての利用がしづらく、一般的に価格は安価に設定されます。
一方で、住宅の建築を目的として細長い土地を見てみると、利便性の高い土地が安価に購入できるので、都心に一戸建てを建てたい人におすすめできる土地です。
本記事では、「東西方向に細長い間取り」「南北方向に細長い間取り」そして「おしゃれな細長い間取り」を設計する場合のコツを紹介します。
細長い形状の土地を購入するか迷っている人にも参考になる情報をお伝えするので、細長い家ってどうなの?と疑問に思う人はぜひ、最後まで見てみてくださいね。
コツと一緒に事例も解説するので、合わせて参考にしてください。
目次
「東西方向に細長い家」事例とコツ
東西方向に細長い家は、南面からの光を採り入れられるので、明るい家を目指している人におすすめです。
南北方向に開口部を設ければ風通しも確保でき、光と風を取り込める快適な空間が期待できます。
天窓・高窓を用いて光を取り込むよう工夫する
南からの光を期待すると、南に高い建物が建築されると、光を取り込めなくなる恐れも。
都市部の土地で東西に細長い家を建てる場合は、南にどれくらいの建物が建つ可能性があるのか。
建ったときにどれくらいの高さまで影が伸びるのか、検討する必要があります。
影が建物の2階部分に達する場合は、吹き抜けや高窓の設置が求められます。
高い位置に窓を設ければ、視線を感じずに採光が可能です。
さらに、隣に住宅が建築されても光が遮られず安定して光を取り込めます。
人が通るだけのスペースをなくす
東西に細長い家の場合、空間を有効活用するため「通路として利用するだけのデッドスペースをなくす」意識が必要です。
人が通る場所に壁面収納を設置する。通路部分を洗濯物の部屋干し用スペースにする。廊下をなくして広々とした一室空間にする。
こういった意識をして、ただの通路スペースを減らすよう努めましょう。
施工事例:足立区千住桜木町 準耐火木造2階建て4棟免震戸建て賃貸住宅
「南北方向に細長い家」事例とコツ
南北方向に細長い敷地・建物の場合、東西方向の敷地と反対に、採光や通風をいかに確保するかが問題となります。
南に開口部を設けて光を取り込んでも、対策を取らなければ建物の北側までは光を届けることができないからです。
風通しも同様で、南北に大きな建物の場合は部屋で空間が区切られてしまい、主要な風通しの経路である南北の通りを確保できません。
光と風を行き渡らせることが、南北に細長い敷地を快適に暮らすために必要なコツです。
南側からの採光を奥に届ける
南からの光を行き渡らせるためには「南側に吹き抜け空間を設けて、2階の高い位置の開口部からの光を奥まで届ける」工夫が有効です。
事例では、南側に吹き抜けを設けて、高い位置に縦長の窓を2つ配置することで、家の北側まで光を届けられるよう配慮しています。
また、壁面を白いクロスにすることで光の反射を促し、空間全体が明るくなるよう工夫もしています。
吹き抜けや高窓のほか天窓を設けるのも、南北に広い間取りでは明るさを得るために有効な方法です。
コの字に切り取る
建物を「コの字型に切り抜く」のも効果的です。
コの字に切り抜くことで、建物の欠けた部分から光を取り込むことができます。
光だけでなく、風通しを改善するためにも有効な方法なので、周辺の建物が隣接している場合や、南に高い建物がある場合に検討してみましょう。
西面道路の場合開口部を制限する
西側が道路に面していて、西日が当たる場合は「開口部を制限する」ことも意識しましょう。
西に道路がある細長い家の場合、明るさを求めて西側にたくさん窓を設置してしまいがちです。
入居時は、部屋の中が明るいことに満足するでしょう。
後悔を感じるのは夏です。
過剰に西日を取り込んでしまい、エアコンをつけても暑さが収まらないことがあります。
西日が当たる条件で開口部を多く作りたい場合は、西向きの窓を断熱性能の高いトリプルサッシにしたり、オーニングを取り付けて日差しの量を調節できるようにするとよいでしょう。
オーニングのほか、サンルームのような緩衝帯を設けることで、リビングやダイニングが暑くなることを避けられます。
西日で洗濯物の乾燥も促進されるので、参考にしてみましょう。
細長い家をおしゃれにするためのコツ
最後に、細長い家をおしゃれにするためのコツを紹介します。
道路側の外観にこだわる
ひとつめは「道路側の外観にこだわる」ことです。
細長い家が建築されるのは都市部が多く、敷地面積が絞られていることが多いです。
自宅の外観デザインを工夫できるのは道路側の、比較的小さな面積に限られます。
人の目に触れる面積が小さいので、少ない費用で外観をおしゃれに彩ることができるのです。
外壁や玄関ドアなどの素材を厳選するのはもちろんのこと、窓の高さや配置にこだわることで、外観は一気にスタイリッシュになります。
部屋を区切らず視線が抜けるようにする
「部屋を区切らないこと」もおしゃれに過ごすためのコツです。
細長い家を部屋ごとに細かく区切ってしまうと、生活する上で圧迫感を感じてしまい窮屈に感じるでしょう。
視線が抜けることで、部屋を広々感じられるのも嬉しい点です。
施工事例:足立区千住桜木町 準耐火木造2階建て4棟免震戸建て賃貸住宅
プライベートな庭を設けて豊かに暮らす
坪庭など「プライベートな庭を設ける」のもおしゃれな暮らしにつながります。
生活の中に緑があると、空間が瑞々しく感じられます。
外部まで視線が広がるため、室内が広く感じられるメリットも。
敷地に余裕がなく小さな庭を設けるのも難しい場合は、敷地外の緑を取り込む工夫も考えられます。
窓をすりガラスにしなくても視線を遮ることができ、緑を室内に取り込めるので周囲に公園や緑地がある場合は検討してみましょう。
まとめ│細長い土地の特徴を活かそう!
細長い敷地で家を建てる場合のコツを、事例とともに紹介しました。
敷地が細長いと、設計上不利になると考える人もいますが、工夫を重ねることで、逆に快適になる場合もあります。
「立地・予算はいいけど、細長い土地で購入を迷ってる…」
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