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勧められるがままに、資金計画を組んでしまう人たち

2013年10月08日

販売業者はプロです。

より高い売上げを上げるための殺し文句を用意しています。

「普通はこうです。」

「みなさん、こうしていますよ。」

「住宅ローン減税もありますから大丈夫ですよ。」

お客様は建築の素人ですから、営業マンに言われれば信用するしかありせん。

言われるがまま、必要のない設備や材料にお金をかけることになってしまうことがあります。

 

資金計画の場合も同じです。

「ローンの返済額が年収の30%以内なら安心です」などという言葉です。

この数字にまったく根拠はありません。

単なる目安です。

それぞれお客様によって生活スタイルが違うのですから、

ローンに当てられる割合も違うのは当然のことです。

 

でも不思議と「30%以内なら安心です」という言葉に、忠実に従ってしまう人が多いのです。

少しでもよい環境の土地がいい、少しでも魅力的な家に住みたい。でもお金がかかる。

お客様はいつも揺れ動いています。どこに折り合いをつけてよいかわからないわけです。

 

すると、将来のビジョンもあまり考えずに、営業マンから示された、

「30%以内なら大丈夫」

という数字を基準にして、プランを立ててしまうわけです。

また、そもそも年返済率について説明をしない業者もあります。

年返済率とは、一年間に支払うローンの総額を年収で割った数字のことで、

すなわち、あなたの収入の何パーセントが住宅ローンに当たっているかを示します。

これが、さきほどお話しした「30%」で表現されることが多いのです。

ただ、これも返済率だけで見るのではなく、どのような条件で提案されているのかを

しっかり確認することが大切です。

 

もう一度繰り返します。

「あなたの生活・家族を守るのは、あなた自身だということを忘れてはなりません」

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