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第2章 「広告・公図の方位を信じた落とし穴」

2009年01月19日

こんにちは。アイホームズの五十嵐照勝です。

前回の生活道路の落とし穴のご感想は如何でしたか?

第1章 『生活道路の落とし穴』はこちら

さて、今日は初めて土地を買う90%以上の方が犯しやすい間違いと、その対策です。

少しでも、ためになれば幸いです。
それでは今日も、はりきって正直なことを伝えて参りたいと思います。

 

チェックポイント2

「第2章 広告・公図の方位を信じた落とし穴」

初めて土地を買われる90%以上の方は、広告をご覧になられるかと思います。

広告には、いろいろな土地情報が掲載されているから、【見ない・信じない・問い合わせしない。】

という方は、いないことと思います。

 

ここで、今日は、不動産広告を信じていいのか?

公図(地図)の方位を信じていいのか?・・・についてです。

正直あんまり信じない方が良いと思います。特に広告の方位や、
【うたい文句】にはびっくりするようなトリックが多く見られます。

例えば、設計士から言わせれば東道路と思われる敷地も、広告掲載のうたい文句は東南道路と、曖昧な表現で掲載している業者様もいるようです。

では、この第2章での勉強は、広告の方位を信じると起きる失敗とその心構えを勉強して行きましょう。

 

まず、「北」には、【真北】と【磁北】があります。
コンパスの北は磁北といい、真北とは少し違います。

真北測量とは、真北を求める測量のことを言います。

重要な事は、地図や広告の方位と現場は違う可能性がかなりあることを知ってください。


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真北は磁北より東に
(東京・大阪で約6度、北海道で約8度、九州では約5度)片寄っています。

この方位のズレは、所謂、広告の方位や地図の方位を信用すると、
北東角地・北西角地の土地では、かなり日照的な問題が後日起きます。

方位を確認せずに家を計画して起きた、お客様の声を取り上げて行きましょう。

●不動産屋さんが提案してくれた住まいの計画では、午後2時頃までは
日が当たるはずが・・・・正午で日が当たらなくなってしまった。

●地鎮祭の際、神主様に鬼門を方位で見てもらったら 15度程方位が
ずれていることが解り。おかげで水周りが鬼門にかかるようで不安になる。

●北側に建物を寄せて家を建てたのはいいが、裏の家から指摘され
建築指導課の人が現場の方位を測りに来て、方位がズレていることがわかった。

「屋根を20センチ切ってください」と指導を受けてしまい屋根の形がおかしくなった。

これらの問題は、広告の方位・公図(地図)の方位を信じて家の計画をした結果起きる問題です。

不動産屋さんから土地を買う際は、最低方位磁石を携帯している業者さんを信用してください。

なぜなら・・・正確な日照を知ることは、方位は大切ですから・・・

方位での失敗を防ぐ為に、必ず自分で方位磁石を買ってチェックしてください。

このとき、方位磁石を示す北は 磁力を示す北です。
その磁力を示す北から・・・東に約6度の方位が真北です。
つまり朝日の上がる方位や日が沈む方向が明確に解ります。

最後になりますが、よく企画住宅を進める建築業者さんは、
方位や日当たりのことまでを 提案しません。

ましてや、広告の方位を見て・・・鬼門は大丈夫だ!なんて言う営業マンは
あなたのことなど考えていませんので注意してください。

 

設計士さんの中でも現場を、見もしないで(公図)地図上で設計する方もいます。
一番大切なのは・・・現場を確認したか?しないか?です。

今日は広告の方位を信じた落とし穴を紹介してきました。
如何でしたでしょうか?

 

次回は チェックポイント3

第3章 土地の境界杭を確認しない落とし穴です。

土地を買う前に、知っとけば・・・
こんなトラブルに巻き込まれなかった!を紹介して行きます。

 

それでは次回また会いましょう。

五十嵐 照勝

第3章 『失敗しない土地選び第3回』はこちら

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