住宅会社が倒産したらどうなりますか?
不自然な支払いはそのつど確認する
皆さんこんにちは、五十嵐です。
家づくりを進めていく中で、
支払いを急かす住宅会社は要注意です。
契約の段階から料金の何割かを請求してきたり、
工事が進んでいないのに材料費などの名目で
請求をしてきたりするのは不自然です。
工事の進み具合に合わせて徐々に料金を払っていくのが、
お互いの信頼を損ねない最善の方法でしょう。
契約時に1割、着工時に3割、上棟した時点で3割、
完成時に3割で100%という支払い方が一般的です。
諸事情で支払いが前倒しになることもあるでしょうが、
建てる側がこのような目安を知っていれば、
不安を解消することができます。
不自然な支払いだと思ったら、事前に理由を確認すること。
これも大切なリスク管理です。
住宅完成保証制度を利用する
ただし、こちらが気を付けていても、
住宅会社が倒産してしまう可能性はあります。
その場合の備えとなるのが、
「住宅完成保証制度」です。
この制度は、建築業者の倒産などで
工事が続行できなくなってしまった場合に、
工事の中断や引き継ぎによって発生した損失分が、
一定の限度額内で保証されるというもの。
もっとも、会社によっては、
「うちの会社はつぶれる心配がないので、
住宅完成保証制度を利用していません」
と答えるかもしれません。
しかし、これは
「その会社の財務内容が審査基準に達していないから利用できない」
という理由も考えられます。
制度を利用するしないにかかわらず、
その会社の危機管理意識を確かめるためにも、
利用の可否について尋ねてみることをおすすめします。
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