事前審査って何するの?
あなたの無理のないご予算で家づくりの悩みを解決する、
住宅ローンアドバイザーの長谷川です。
事前審査は申込者その人をチェックする審査です。
大きくわけて、
「返済比率」「属性」「既存借入れの状況」
を審査することになります。
まず、「返済比率」ですが、
年間所得に占める返済額の割合のことを指します。
ほとんどの金融機関が30%程度を設定しています。
30%を超えると、返済額が過剰と見なされ、
審査結果が否決になってしまったりします。
次に「属性」です。
具体的には、申込者の
年齢・年収・勤務先・勤務年数・家族構成、
などを指します。
大企業に勤務するサラリーマンや公務員、医師などは、
属性が良いと判断され、審査が通りやすくなったりします。
逆に派遣社員や契約社員などは
属性が悪いと判断されがちです。
もし正社員として働いていたとしても、
勤続年数が短すぎると、属性が悪いとされ、
審査結果は難しくなります。
最後に「既存借入れの状況」です。
自動車ローンやカードローンを利用していれば、
審査結果に反映されます。
他のローンがあるだけで審査に落ちることはありませんが、
住宅ローンの金額が減る可能性は十分にあります。
ただし、返済が延滞していたりする場合には、
住宅ローンの審査結果は否決になるでしょう。
そして、この事前審査に合格した人だけが、
次に「本審査」に入ります。
購入する不動産が審査の対象となります。
本審査は事前審査の合格以外に、
不動産の売買契約が終わることが必須条件となります。
購入する不動産の価値が融資額に
相当することを確認する審査のため、
事前審査よりも時間がかかります。
早くても1ヶ月、遅いと2ヶ月程度かかることもあります。
最後に、
「住宅ローンを延滞した場合はどうなるの?」です。
もし住宅ローンを延滞してしまったら、
主に2つの被害を受けることになります。
1つは、
「ローンやクレジットカードを再利用することができなくなること」
もう1つは、
「家を没収されて、強制退去・売却されること」です。
特に強制的な没収・退去・売却は「競売」と呼ばれ、
返済が遅れて資金が回収できない銀行のために、
裁判所が法的強制力を行使して、
第三者に家を売り残債を回収する制度です。
競売で発生したお金は1円も元の所有者に渡らず、
すべての銀行に返済に使用されてしまいます。
つまり、家を強制的に追い出されて、
戻るところもなくなってしまった上に、
手元にお金も残らないのです。
仮に競売で売却したお金が、
残債よりも少なかった場合、
ローン利用者に一括返済するよう求められます。
このように「競売」は人生そのものを
揺るがしかねない大事件です!
絶対に避けるようにしたいですよね。
そのためにも、家づくりを始める際には、
必ず『資金計画』をすることが大切です。
『資金計画』をご希望の方は長谷川まで。
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