「繰上げ返済は年末より年明けの方がお得って本当?」
皆様こんにちは。
磯貝です(^^)
住宅ローンを組んだ場合、通常の返済とは別に、
残高の一部を返してしまうのが『繰上げ返済』です。
繰上げ返済した資金は、ローンの元金部分に充当されるので、
それに対する利息の負担がなくなります。
その分、トータルの利息負担が軽減され、
総返済額を少なくすることができるので、
繰上げ返済の時期は早ければ早いほどいい !
ということになるのですが・・・年末は別です。
住宅ローン控除を受けている人の場合は、
12月に繰上げ返済をすると、
その分、年末のローン残高が減ってしまうので、
住宅ローン控除額が減ってしまうということになります。
繰上げ返済額や残高、金利などにもよるので一概には言えませんが、
返済時期が1ヶ月遅れても、年明けの1月に返済する方が
有利になる可能性が高いです。
注意事項としては、
繰上げ返済による期間短縮によって、
当初の返済開始時からの返済期間が10年を切ることになれば、
以後のローン減税は受けられなくなります。
また、10月中旬頃に金融機関から送られてくる住宅ローンの残高証明書は、
繰上げ返済を行わなかった場合を前提とした予定の年末残高になるので、
証明書発行後から年末までの間で繰上げ返済をしてしまうと、
年末の残高が変わってくるため、年末調整で住宅ローン控除の適用を
受けるために残高証明書を再発行してもらわなければいけません。
ボーナスで繰上げ返済をされる方は、
夏のボーナス時期は支給されてすぐに、
冬のボーナス時期は少し待って、年明けの1月に実行 !
がベストですね ♪
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