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中古住宅が活発化しています!

2014年06月10日

皆さん、こんにちは。

家づくりスーパーアドバイザーの五十嵐です。

 

いよいよリフォーム市場が本格化してきそうです。

確かに日本人は欧米に比べて中古を嫌う傾向があります。

その結果、人口比で考えると異常なほどに多い新築着工数を続けてきました。

ところが、その傾向が変わりつつあります。

 

理由は3つです。

まずは、中古への抵抗が少なくなったことがあげられます。

特に、若い世代です。

昔の中古品といえば「質流れ品」でしたが、今はブランド品の買い取りショップが多数でき、

新品同様な物も販売されています。

インターネットを通じて個人間で中古品の売買も行われています。

その結果、中古への抵抗が和らいできているようです。

 

2つ目は、住宅の品質が上がったことです。

大昔の「安かろう、悪かろう」とは違い、中古住宅でも十分に居住が可能なレベルになってきています。

さらには、流行りのリノベーションを加えれば、新築同様に生まれ変わることも可能です。

 

3つ目は、現実的に中古住宅しか購入できなくなるということです。

この15年間で、家の購入層は20代、30代にシフトしてきました。

しかも、土地とセットの一次取得者です。

年収の少ない世代が、土地・建物をセット購入できたのは、

金利の低下と住宅価格の低下がもたらしました。

ところが、今後は逆風となります。

既に円安と消費税増税、職人不足から住宅価格は上昇しています。

この傾向は、しばらく続くでしょう。

 

次に金利です。

歴史的な低金利が終焉を迎えようとしています。

仮にアベノミクスが上手くいくとすれば、物価の上昇率は2%。

そうなると、経済学の理屈から言えば、金利は3%になります。

一足早く景気回復を迎えつつあるアメリカで、既に金利が上昇傾向にあります。

 

仮に金利が3%となると、いったいどんなことが起きるでしょう。

月々の返済可能額を10万円とすると、金利が3%になれば、現状の1.73%のフラット35と比較すると、

約600万円借入額が減ってしまいます。

借りることが出来る金額が600万減り、消費税が10%と以前の5%から5%増える。

2000万円の家で100万円です。

さらに、円安等で住宅価格が200万円上昇すると、合計で900万円の負担です。

皆さん、思い浮かべて下さい。

今の資金計画から900万円マイナスして家が買えますか?

無理ですよね。その結果、中古住宅しか買えなくなるのです。

先のことはわかりませんが、準備はしておいた方がいいでしょう。

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