「相続の専門家に聞いてみよう!」
問1 相続のとき、どの専門家に何を頼むのかわかりません。
答 : いわゆる「士業」と言われる方にいろいろ頼むことが多いですが、
「○○士」と言われても何がなんだかわかりませんよね(笑)
相続の手続き時にご相談するべき「士」業の方はこんな方達です。
・不動産の登記 → 司法書士
・相続税の申告 → 税理士 (申告が必要な人だけ)
・遺産分割協議がまとまらず争いに → 弁護士
・土地の測量・分筆 → 土地家屋調査士
・不動産の評価 (路線価以外) → 不動産鑑定士
・土地・建物の売却・購入 → 不動産会社 (宅地建物取引士)
・資産運用の相談 → ファイナンシャルプランナー・不動産コンサルタント
・相続文書の作成 (遺言書・遺産分割協議書) → 行政書士
それぞれ役割やできることがダブる部分もありますが、簡単にまとめてみました。
問2 遺産分割協議が終わった後に遺言書が出てきたらどうしたらいい?
(去年、ようやく兄弟間の遺産分割協議が終わったのです。苦労が多かったです。
ようやく片がついたと思ったら、亡くなった方が残した遺言書が出てきました。
処理をどうするべきでしょうか。)
答 : 基本的には遺言書は遺言分割協議に優先します。
ということは、遺言の内容と同じ部分は問題ないでしょうが、
遺言と異なる部分が問題になりますよね。
相続人全員の同意を得られれば、遺産分割協議の結論に従って遺産分割をします。
もし同意が得られなかった場合は、改めて遺言書に従って再分割することになります。
相続人の同意が得られたケースでも、遺言書の内容を実現する権限を与えられた
「遺言執行者」が選任されている場合には、遺言執行者の追認が必要になりますので、
注意が必要です。
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